またしても1番でトラブル、タイガー・ウッズ復活には何が必要か

またしても1番でトラブル、タイガー・ウッズ復活には何が必要か

インタビューでは笑顔を見せていたが…(撮影:岩本芳弘)

<全米オープン 2日目◇15日◇シネコック・ヒルズゴルフクラブ(7440ヤード・パー70)>

3年ぶりの本大会出場で完全復活が期待されたメジャー14勝のタイガー・ウッズが、トータル10オーバー・83位タイに終わり、決勝ラウンド進出を逃した。


スタートの10番・パー4ではセカンドショットをピン奥50センチにつけ、幸先良くバーディ。前半は2バーディ・2ボギーにまとめ、逆襲を図った後半はまたしても1番でつまずいた。初日をトリプルボギーとしていた鬼門で、またしてもフェアウェイからミス。右の深いラフにはまると、これをグリーンオーバー。寄らず入らずのダブルボギーでスコアを落とすと、続く2番でもボギー。上がりの8番、9番を連続バーディとしたが、ときすでに遅し。予選カットラインに2打及ばず、2日間でコースを去ることになった。

「10オーバーだからもちろん満足はしていない。10オーバーで良かったとか興奮しているなどいえるわけがない」。まだチャンスはあると前を向いた初日のプレー後から一転、記者からの質問にも苦笑いを浮かべた。「何も決められなかった」と、ぶぜんとした表情。期待を一身に集めたスーパースターだからこそ、これだけスコアを崩せば表情も曇る。

同組で回った首位独走のダスティン・ジョンソンとジャスティン・トーマス(ともに米国)の世界トップ2にもひけを取らない飛距離と正確なアイアンショットを披露した。それでもこれだけスコアを落としたのは「すべてパット。今シーズン初めのパットと、今のショットがあれば理想。それができていない」と、グリーン上の姿はまるで別人だった。

2日間の平均パットこそ上位だが、勝負どころでまったく決まらなかった。ラウンド中は、ジョンソンのネオマレット型のパターを手に取り、素振りをするシーンも見られた。「もう少しパットを練習する必要がある」と、課題は明確。「もちろん、またメジャーで勝てる」とラウンド後に力強くいいきったウッズ。2週後の米ツアー出場後には「全英オープン」に出場する。今度こそ、メジャーの舞台で王者のゴルフを見せてほしい。(文・高桑均)

<ゴルフ情報ALBA.Net>