走る米国、追うイングランド 5年ぶりに優勝カップが海を渡る!?

走る米国、追うイングランド 5年ぶりに優勝カップが海を渡る!?

D・ジョンソンはイングランド勢から逃げ切れるか!?(撮影:岩本芳弘)

<全米オープン 2日目◇15日◇シネコック・ヒルズゴルフクラブ(7440ヤード・パー70)>

過酷な戦いに拍車がかかっている。118回目を迎えた海外メジャーの「全米オープン」は2日目を終了し、アンダーパーが前日の4人から1人へ。抜け出したのはトータル4アンダーで単独首位のダスティン・ジョンソン(米国)。先週の米国男子ツアー「セント・ジュード・クラシック」で優勝を果たし、勢いそのままに2日間を乗り切った。


強風が吹き荒れ、ピン位置も左右、前後と好き勝手に振られた初日。多くの選手が面食らい、平均ストロークは想像を超える数字を記録(パー70に対して76.474)したが、2日目は、また違った難敵がコースや選手を襲った。

朝から気温が上がらず、午前中は強い雨がコースを襲った。午前組の選手はもろに影響を受けて、「寒さと雨で、全然飛ばなくなった。コースが長く感じた」とツアー屈指のロングヒッターのジョンソンをも苦しめた。それでもジョンソンは「パーを取ることだけを考えていた」と、結果的にはスコアを3つ伸ばした。

そんなジョンソンを追うのは、トータルイーブンパーのスコット・ピアシーとチャーリー・ホフマン(ともに米国)。メジャー未勝利の2人が世界ランク1位のジョンソンを追う展開だが、その下には、英国艦隊のイングランド勢が迫っている。

トータル1オーバーの4位タイに、昨年の欧州ツアー王者のトミー・フリートウッドと2013年本大会覇者のジャスティン・ローズ。さらには、今季復活優勝を上げたばかりのだて男イアン・ポールターも同じくトータル1オーバーで上位を伺う。雨風に硬く締まったフェアウェイ。海が近い本大会。リンクススタイルに慣れているイングランド勢がじわりじわりと追い上げを見せそうだ。

サッカーW杯ロシア大会開幕で盛り上がるスポーツ界。イングランド勢は6大会連続の出場を果たしているが、米国は北中米大陸予選敗退で出場を逃している。盛り上がるサッカー界では実現しなかった米英対決をゴルフで見ることができるのか。イングランド勢の本大会優勝は5年前のローズが最後。迎え撃つ勢いの米国勢。どうやら、この2国を中心に熱い週末を迎えることになりそうだ。(文・高桑均)

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