まさかの愚行、フィル・ミケルソンがグリーン上で動いている球を故意にストローク

【全米オープン】ミケルソンが動いている球を故意にストローク「早く次のホールに」

記事まとめ

  • 全米オープンでフィル・ミケルソンが、転がっている球をカップめがけて打ってしまった
  • 前代未聞の行為について「早く次のホールに行きたかった」と故意のストロークを認めた
  • こんな行為がまかり通れば、ゴルフがそのゲーム性と公平性を失いかねないと記者は言う

まさかの愚行、フィル・ミケルソンがグリーン上で動いている球を故意にストローク

まさかの愚行、フィル・ミケルソンがグリーン上で動いている球を故意にストローク

ナショナルオープンを汚す行為は大問題へと発展した(撮影:ALBA)

<全米オープン 3日目◇16日◇シネコック・ヒルズゴルフクラブ(7440ヤード・パー70)>

世界中が注目するゴルフの一大イベント、しかも米国のナショナルオープンでもある「全米オープン」で、この日48歳の誕生日を迎えたフィル・ミケルソン(米国)がとんでもない行為に走った。


事件は13番のグリーン。パットを放ったミケルソンのボールがカップ横をすり抜け、スピードを増して、下り傾斜を落ちようとしたそのとき。何を思ったか、ミケルソンは小走りにボールに向かい、まだ転がっている球をカップめがけて打ってしまった。結果的にルールに抵触するとして2罰打が科され、このホールは「10」とした。

ホールアウト後、スコアカード提出所に20分近くこもったミケルソン。ようやく出てきて口を開いた一声にメディアを含めた関係者も驚きを隠せなかった。前代未聞の行為について、「あのまま下っていって、そこからまたプレーするより、2ペナルティ受けた方が、いいと思った。早く次のホールに行きたかった」と、ミケルソン自身は故意のストロークを認めた。

テレビリポーターで、本大会を1988、89に連覇しているカーティス・ストレンジ(米国)から「ナショナルオープンを汚す行為と思わないのか」と問われたミケルソン。「ゴルフを侮辱したととらえられたら申し訳ない」と答えたが、「ペナルティを受ければいい」と、愚かなルール違反に手を出してしまったミケルソン。こんな行為がまかり通れば、ゴルフがそのゲーム性と公平性を失いかねない。(文・高桑均)

【ゴルフ規則 14-5 動いている球をプレーした場合】
プレーヤーは、自分の球が動いている間はその球をストロークしてはならない。
例外:
●ティーから落ちつつある球-規則11-3
●2回以上打った場合-規則14-4
●水中で動いている球-規則14-6
プレーヤーがストロークを始めた後や、ストロークのためにクラブを後方へ動かした直後に球が動き始めた場合には、プレーヤーは動いている球をプレーしたことに対して、規則14-5による罰はないが、規則18-2(止っている球がプレーヤーにより動かされる)に基づく罰は免れることはできない。
(プレーヤーやパートナーまたはこれらのキャディーによって故意に方向を変えられたり止められた球-規則1-2参照)
なお、ストロークプレーでは2打の罰が付加される。

<ゴルフ情報ALBA.Net>