トミー・フリートウッドが「63」で2位、2時間半待つも追い上げ実らず惜敗

トミー・フリートウッドが「63」で2位、2時間半待つも追い上げ実らず惜敗

ワイルドな風貌でファンも急増中のフリートウッドが2位フィニッシュ(撮影:岩本芳弘)

<全米オープン 最終日◇17日◇シネコック・ヒルズゴルフクラブ(7440ヤード・パー70)>

昨年の欧州ツアーナンバー1プレーヤーが驚異的な追い上げを見せた。長髪に無精ひげが特徴のトミー・フリートウッド(イングランド)が、大会の最少ストローク記録となる「63」をマーク。「全米オープン」最終ラウンドで輝きを放った。


首位から6打ビハインドの苦しい状況も、スタートから快調に飛ばした。2番パー3で17メートルのバーディパットを沈めて反撃ののろしを上げると、3番でも6メートルのチャンス沈めて連続バーディ。6番パー4でも1メートルにつけてイージーバーディ。7番パー3では3メートルを決めた。勢いは止まらず、後半は12番から怒濤の4連続バーディ。スコアを7つ伸ばし、トータル2オーバーと一気に優勝戦線に名乗りを挙げてフィニッシュした。

圧巻のゴルフで2位に入ったが、悔やまれるのは最終ホール。16番、17番とチャンスを決めきれず、迎えた18番パー4。セカンドショットをピン手前2メートルの、これまた絶好のチャンスにつけたが、打ち切れずにパー。「あの時点では優勝ではなく、『62』を狙っていた。『62』がよかった」と、悔しいフィニッシュにも、「メジャーで勝てるところまできた」と、激戦を振り返った。

昨年の欧州ツアーポイントレースでトップを飾り、今季は米ツアーに進出。独特のいでたちに加え、177センチと決して大柄ではないなかで、大きな飛距離を武器に風貌どおりの”ワイルドさ”を見せる姿にファンも急増中。「こっちのファンにこんなに応援してもらえるなんて。うれしかった」と、この日鳴り響いたフリートウッドコールに感激した。

「トラディショナルな全米オープンコースでプレーできて、この結果には満足している。これがメジャーでのベストフィニッシュ。残るは1つ、優勝すること」

結果的に優勝したブルックス・ケプカ(米国)とは1打差。最終組の13組前からスタートしての追い上げは実に見事だった。ホールアウトは最終組の2時間半前。昨年9月に生まれた長男を腕の中であやしながら結果を待ったが、あと一歩足りなかった。父となって迎えた初の父の日。イングリッシュマンにとって忘れられない日になったに違いない。(文・高桑均)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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