「お父さんに向かってファー!」 星野陸也が語る全米オープンの裏話

「お父さんに向かってファー!」 星野陸也が語る全米オープンの裏話

全米オープンで一段とたくましくなった星野陸也 帰国後の初戦に挑む(撮影:ALBA)

<ダンロップ・スリクソン福島オープン 事前情報◇20日◇グランディ那須白河ゴルフクラブ(6,961ヤード・パー72)>

国内男子ツアー「ダンロップ・スリクソン福島オープン」の会場に、全米オープン帰りの星野陸也が姿を見せた。雨のため、会場での練習は行わなかったが、「楽しかった」という初メジャーの感想を語った。


昨日の午後に帰国した星野。夜に福島入りし、この日の昼過ぎにようやく会場入りを果たした。初挑戦となった海外メジャーは「すごかった。スケールが大きい、コースもすごい」と、改めて感想を口にした。

特に印象に残ったのが初日の14番パー4。「8」と叩き、星野が「地獄」と語ったホールだ。スタートからガマンのゴルフを続け、前半を2つのボギーでしのいでいた星野だったが、「ブッシュからフェアウェイに出すのが普通なのに、ブッシュからブッシュにしか出せない」など、超難関・シネコックヒルズGCで味わったすべてが、22歳にとって初体験に満ちていた。右へ左へ飛んでいくショット。3打目は「(観戦していた)父親に当たりそうになりました。自分の父に向かってファーって言いました(笑)」という裏話も披露した。「頭が真っ白になった。どうしたらいいのか分からなかった」と苦い経験もしたというが、それを話す表情すら楽しさに満ち溢れていた。

しかし、大会を通じての実感は「全然通用しないということではなかった。飛距離もそれほど違いを感じなかった」と、大きな手ごたえも得た。試合終了後に「100個勉強するところがあった」と語っていた星野は、この日も「映像を見ているだけでは分からない。実際に体験しないと分からない」と改めて収穫を口にする。「ロングアイアンの精度、硬いフェアウェイでの打ち方」などが今後、再び海外で戦う時の課題だ。

もちろん、今はしっかりと目の前の戦いに集中している。一緒に全米オープンを戦った秋吉翔太同様、ホストプロとして臨む星野は「所属プロとしてしっかり戦いたい。アマチュア時代にも出してもらっているので、いい成績を出したい」と意気込んだ。新たな経験を積み、一回りも二回りも成長した若手のホープが、まずは国内での初勝利に向け、再び始動する。(文・間宮輝憲)

<ゴルフ情報ALBA.Net>