【石川遼・復活優勝へ】プロアマ問題にファンサービス、チャリティ…、“ゴルファー”としての時間は取れている?

【石川遼・復活優勝へ】プロアマ問題にファンサービス、チャリティ…、“ゴルファー”としての時間は取れている?

選手会長とプレーヤーの両立は大変?(撮影:村上航)

5月31日から行われた「日本ゴルフツアー選手権」終了後,2週間のオープンウィークをはさんだ国内男子ツアー。普段は休む間もなく、毎週のように転戦を続けるプロゴルファー。この時間を体のメンテナンスや練習に当てる選手が多い中、ジャパンゴルフツアー選手会長を勤める石川遼はそうはいかなかった。


選手会から復興支援として福祉車両を贈呈するため、14日から東北3県を訪問。選手会長に休みはない。

今季は最年少で選手会長に就任。ツアー人気回復のため、大会期間中はプレー以外でも奔走してきた。今季から始めたオリジナルグッズの販売、ギャラリープラザでの公開インタビューなどが徐々に定着し始めた矢先、日本ゴルフツアー選手権では片山晋呉の“プロアマ戦”問題が発生。石川も選手会長として謝罪文を発表するなど対応に追われた。

「球数や練習量が自分にとっては必要なところだと思う。少ない練習量で試合に合わせていくというのが、今まで自分でできたことがないので」。国内復帰からスイング改善で試行錯誤を繰り返してきたが、向上のために絶対的に必要なのが“練習量”。果たして、充分な時間が取れているのだろうか。

実際に、このオープンウィークはといえば「2週間でラウンドしたのは3、4回。本来だったら、2週間あれば7回くらいはラウンドしたいなと思っていたんですが」と、すべての時間を自分自身に使うことは難しくなっている。「選手会長をやると決めたときに、自分の中では覚悟をしていた。やりがいを感じていますし、楽しいです。あとは自分のゴルフ。それで周りの方々に心配をかけてしまっていることがふがいない」とこぼした。

2004年に選手会長に就任したベテランの手嶋多一は、シーズン開幕当初にこんなことを口にしていた。「すごく頑張っているので、無理しないでほしいとも思う。僕らがやっていたときよりも明らかに仕事量は増えた」。ツアーの人気低迷、試合数の減少などを受けたためか、人前に出る仕事や挨拶周りなどの業務に、よりいっそう力を入れているという。「自分のゴルフが悪くなるようなことには、なってほしくない」と語った。

“会長”と“ゴルファー”を両立しながら、“ゴルファー”に集中できる数少ない時間が大会の指定練習日。「ダンロップ・スリクソン福島オープン」開幕前も、「すぐに結果が出るかはわからないけど、今年は今後10年を考えて非常に大事な年なので、諦めずにやっています」と、オープンウィークでやりきれなかった課題を重点的に練習した。

以前に石川が語った今後10年の目標は、世界のトップに近づくこと。スイング改善に、選手会長としてのツアー改革と、国内本格復帰1年目となる今年は、“覚悟”が試されるシーズンとなりそうだ。

<ゴルフ情報ALBA.Net>