13人が土壇場で復活! リランキングかかる安田彩乃は悔し涙のち嬉し涙

13人が土壇場で復活! リランキングかかる安田彩乃は悔し涙のち嬉し涙

奇跡の決勝進出を果たした安田彩乃 運も味方に位進出を狙う(撮影:米山聡明)

<アース・モンダミンカップ 2日目◇22日◇カメリアヒルズカントリークラブ(6,620ヤード・パー72)>

今大会終了後、これまでの獲得賞金によって行われる第1回リランキングによって、7月以降の出場優先順位が変わる。その為、シードを持っていない選手、且つここまでで一定の賞金額を稼げていないプレーヤーにとっては、今後の試合出場に関わる大一番となっている。


そんな状況下で2日目にちょっとした事件が起きた。70位タイまで突破となる予選カットラインが、トータル1アンダーとイーブンパーでうろうろ。後続の動向次第で予選落ち、決勝進出どちらかに決まるという状況。すでに1アンダーでホールアウトした選手は、試合の展開をかたずを飲んで見守った。

選手が続々とホールアウトする中、最終組の2つ前、2アンダーでプレーしていた全美貞(韓国)が、この日の平均4.8310ストロークと6番目に易しかった最終ホールパー5でボギー。これで1アンダー勢は72位から71位となったが、このままでは予選落ち。そんな中、最終組を1アンダーでプレーしていた安田彩乃は、最後の最後でバーディチャンスを引き寄せる。

決めれば予選突破、外せば予選落ちとなるこのパットを、わずかに決められず。これで全組ホールアウトとなり、トータル1アンダーで予選落ちとなった安田は、アテストエリアでは悔し涙を流した。

だが、ここで事態が急変。同級生の新海美優と永峰咲希が安田に近づき、「予選通ったよ」と声をかけた。驚いた安田が改めて自分の順位を見てみると、確かに決勝進出圏内の70位タイ。実は、2アンダーでホールアウトしていた鬼頭桜のスコアラーが、本来ボギーであった18番をパーと間違って入力していた。修正が入り、鬼頭の順位が1つ下がった結果、70位タイとなったというのが事の顛末だ。

ようやく事態を飲み込むと、「2人から聞いて、また泣いてしまいました(笑)」と悔し涙は嬉し涙に変わった。安田は現在リランキング38位とまだまだ出場権確定とは言えない順位。それだけに大きい大きい予選突破となった。

同じくリランキング51位と、来月以降の出場権獲得のためには予選通過は最低条件だった宮田成華も決勝進出。「ここまで来たら思い切ってやるだけです」と逆転での出場権獲得を狙う。

その他、トータル1アンダーの選手のうち、安田、宮田に加えて高林由実(74位)、蛭田みな美(73位)、江澤亜弥(67位)、本多奈央(86位タイ)、田辺ひかり(86位タイ)、大出瑞月(22位)、諸見里しのぶ(同27位)、福島浩子(同75位)の10人がリランキングの対象者。約600万円稼いでいる大出、約500万の諸見里は安泰としても、その他の選手にとっては、自力での出場権獲得に首の皮一枚つながったかたち。今大会は賞金総額1億8000万円。この幸運がリランキングの運命を大きく変える可能性は十分にある。(文・秋田義和)

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