ホストプロの香妻陣一朗が日本タイ記録の12アンダー「謙虚」な姿勢で初優勝を目指す!

ホストプロの香妻陣一朗が日本タイ記録の12アンダー「謙虚」な姿勢で初優勝を目指す!

18ホールで12アンダーは倉本昌弘と石川遼に並ぶ大記録!(撮影:鈴木祥)

<ダンロップ・スリクソン福島オープン 3日目◇23日◇グランディ那須白河ゴルフクラブ(6,961ヤード・パー72)>

日本記録に並んだ! トータル1アンダー・55位タイからスタートしたダンロップ契約でホストプロの香妻陣一朗が12バーディ・ノーボギーの「60」をマーク。予選カットラインギリギリで決勝ラウンド進出を果たした男が、トータル13アンダーまで伸ばし、首位と1打差の3位タイまで一気に駆け上がった。


“裏街道”の10番からスタートした香妻が、ホールアウト後に大きなスポットライトを浴びた。12番で初バーディを奪うと、前半に5つ、さらに上がり5ホール連続を含め後半7つのバーディをスコアカードに刻む。パーだったホールを数えたほうが早い驚異のスコアで、順位を急上昇させた。

「リーダーボードを見たら、みんな伸ばしていたので、そこまで伸びている感じはしなかった」と駆け上がっている実感がないまま進んだラウンド。「上がり5ホール(連続バーディ)の2つ目あたりから、『伸ばせているな』とは思った。さすがに、もう獲れないかなと思ったら、その後3連チャンで獲れた」と“大フィーバー状態”の心境を語った。

このスコアの要因は2つ。

1つは、「昨日は、最後のボギーで予選落ちを覚悟していました」と辛くも決勝ラウンドに進んだことで、「もうこれ以上、下はないので、ガンガン行っちゃおうと考えていました」と、開き直ったこと。これが好スコアに結び付いた。

2つ目が、今大会から刷新した新兵器の効果だ。ドライバーとアイアンを『スリクソンZシリーズ』の新モデルに変更。すると「これまでは、いいスコアが出ると、その後ティショットが曲がることが多かったけど、今日は真っすぐ飛んだ。大きなズレもなくて、新しいドライバーが合っていたのかも」と、新たな相棒の効果をすぐに実感した。

そしてこの結果、数々の記録を打ち立てた。この日樹立した「12アンダー」は、2003年「アコムインターナショナル」の倉本昌弘、2010年の「中日クラウンズ」の石川遼に並ぶ、ツアーでの18ホール最多アンダーパー記録。これを聞いたときは思わず「全然知らなかったです」と驚きの表情を浮かべた。さらに12バーディは同様に18ホールの最多バーディ記録タイ。先にホールアウトしていた石川が更新したコースレコード(開幕前は9アンダー)も、すぐさま再更新した。

ツアー参戦6年目でいまだツアー優勝はなし。今季は同じ九州出身の重永亜斗夢と秋吉翔太がともにツアー初優勝を決めており、「身近な先輩が優勝して、僕もそろそろという気持ちは常にある」という思いも口にした。しかし、親交の深い谷口徹に「朝からビッグマウスといわれたので、最近は謙虚にやらせてもらっています」と威勢のいい言葉を聞くことはなかった。最後は「伸ばしあいになると思うので、自分に期待し過ぎず、楽しめればいいです」という“優等生コメント”で激動の一日を締めくくった。(文・間宮輝憲)

<ゴルフ情報ALBA.Net>

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