今年で3回目の開催!古閑美保による「生解説観戦ガイドツアー」に参加してみた

今年で3回目の開催!古閑美保による「生解説観戦ガイドツアー」に参加してみた

古閑美保の生解説付観戦ツアーは大盛況!(撮影:ALBA)

<ダンロップ・スリクソン福島オープン 3日目◇23日◇グランディ那須白河ゴルフクラブ(6,961ヤード・パー72)>

国内男子ツアー「ダンロップ・スリクソン福島オープン」の会場では、さまざまなイベントが行われている。なかでも、古閑美保がガイドを務める「生解説観戦ガイドツアー」が大人気だ。「プロはどんなことを考えながら、ラウンドを見ているの?」と気になった筆者。それならばと、実際にそのイベントについて行ってみた。いざ、勉強させてもらいます!


午前10時。午前の部のチケットを持つ参加者たちが、ギャラリー広場に集まってくる。なんでも、限定20名に1000円で販売された参加券は、発売からほどなくして完売。“駆け込み参加”を狙った人もいたのだが、無情にも「すいません、完売です…」という言葉が。男子会場でも古閑の人気ぶりは健在だった。すぐに会場でも声を聞けるようイヤホンが配布され、それを耳に装着。かくして準備万端となった。

そうこうしているうちに、いよいよ古閑が登場。大きな拍手で出迎えられる。「何でも聞いてくださいね〜」と参加者に声をかけた後、いざコースに飛び出した。

最初に向かった1番ティグラウンドでは、ちょうど最終組がティオフするところ。小林正則、池田勇太、山岡成稔が入念にラウンド前の準備をしていたのだが、その間にはそれぞれの選手とのエピソードやプレーの特徴が話される。しかし古閑が現役を退いた後にプロ入りした山岡については、情報がない模様。周りのスタッフに特徴を聞くと、出身校が日大という情報が古閑の耳に入った。「今話題の日大」と食いつくと、「卒業している人は色々いわれるみたいですが、中退している人は讃えられるらしいですよ…、小平智、日大中退」といって、参加者の笑いを誘っていた。

しかし、ラウンド中の話は、さすが元賞金女王。コースの特徴や男女との違い、自分ならこうするなど、専門家の見地でこと細かに、かつ、よどみのない説明が行われる。さらに、それをアマチュアゴルファーならどうするべきか、というところまで落とし込み、参加者はみなうなずくばかりだ。

例えば、グリーンでの戦い方。「プロはカラーからや、起伏を越えるために、グリーン上でウェッジを使ったりすることがあります。でもアマチュアはパターでいいと思います。パターは、一番失敗が少ないクラブ。成功率を上げることを考えてください」とシチュエーションに応じて、さまざまな話が続く。

すると、そんな話をした直後、アンジュレーションのある17番のグリーン上で、中島徹が実際にウェッジを使用するシーンが。“予言”かとも思えるシーンに、参加者はざわつく。当の古閑は「セオリーをお話ししただけなので」といいながらも、したり顔を浮かべていた。

ホールを回るにつれ、徐々に近づく古閑と参加者との距離。1時間という限られた時間だったが、多くの質問が飛び交う。ここでいくつか紹介しよう。

Q.「飛距離が伸びるコツは?」
A.「私は素振りをおススメします。素振りは自分が持っている一番キレイなスイング。プレー中は、絶対に素振りより変なスイングをしているので、鏡の前でゆーっくり、スイングチェックをしてください。あとはクラブのヘッドに鉛をつけて、間髪開けずにビュンビュン振ると、ヘッドスピードが上がって、シャフトがしなります。左耳のところで『ピュン』っていう音が聞こえてくるようになると、ヘッドが走っている証拠です」

Q.「池越えのプレッシャーはどうしたら克服できますか?」
A.「それは、みんな一緒なんです。私は、ゴルフは再現性のスポーツだと思っているんです。池を見るとプレッシャーで、スイングに関係ない筋肉に力が入る。そのときにも、練習のスイングが再現できればいいプレーになります」

…などなど、明日から使える内容が、バンバンその口から飛び出す、飛び出す。さらに、古閑自身がグランディ那須白河GCで優勝争い(2位)をした2006年「リゾートトラストレディス」のときの話を引き合いに、「ここは、アイアンがうまくて、きっちりと狙ったところに落とせる人が上位に行くんです」と体験談も交えた説明は、やはり説得力が違う。

ときに冗談も織り交ぜ、歩みを進める古閑美保ご一行。その間は、プロの「心理」や「頭の中」を垣間見ることができる時間となった。終盤には「ゴルフはミスのスポーツ。ミスをした時に『OK』って思って次のプレーを組み立てると、一気にうまくなりますよ」というアドバイスが送られた。最後には1人ひとりにサインをして終了となった観戦ツアー。なんかゴルフがうまくなったような気になったのは、きっと筆者だけではないはずだ。

なお、この観戦ツアーは、明日も午前9時と11時からの2度開催。古閑に直接質問をしたい!という方に、かなりおススメだ。ちなみにこの日は、午前6時30分から販売をスタートした参加券が、午前の部は7時30分に、午後の部は8時には完売となったということなので、そこだけはご注意を!(文・間宮輝憲)

<ゴルフ情報ALBA.Net>