釜本邦茂氏が森保ジャパンに緊急提言!「このままではサッカーファンがいなくなる」

釜本邦茂氏が森保ジャパンに緊急提言!「このままではサッカーファンがいなくなる」

途中出場のFWオナイウ阿道も不発に終わった(C)JFA

【釜本邦茂 ズバッと言わせてもらう!】

 日本サッカーの悪い面が顕著に出てしまった。

 カタールW杯最終予選の3戦目となる敵地でのサウジアラビア戦は、日本時間8日の午前2時にキックオフされた。

 アウェーの日本代表戦はテレビ中継はなし。動画配信アプリ「DAZN」の独占配信である。お金を払って会員となり、眠い目をこすって未明に目を覚まし、日本代表の勝利を期待したファンも多かったはずである。

「このままではサッカーファンがいなくなってしまう」と思った。何しろ<負けっぷり>が悪すぎる。中でも失点シーンには落胆させられた。

 敵陣中央付近右サイドでMF柴崎にボールが入った。左足でトラップした後、相手選手に詰められたことで自陣後方のDF吉田にバックパスを送った。これが相手FWへの「鋭いスルーパス」になり、最後はGK権田が股間を通されて失点だ。

■日本サッカーの悪癖がまた出た

 どうしてバックパスを選択するのか? ボールを前に出せなかったら、キープしながら後方に下がればいいではないか。相手のファウルを誘ってもいいし、タッチラインの外に出して相手のスローインになってもいい。悪い流れを断ち切り、ひと息ついてもいいじゃないか。

 日本サッカーの悪癖のひとつが「横パスとバックパスがやたらと目に付く」ことである。シュートチャンスになっても味方にパスを出す、押し込まれているのに自陣ゴール前で横パスを通そうとする、蹴り出せば局面を打開できるのにパス、パス、パス、パス……。

 2日にJ1・G大阪対札幌戦をスタジアムで観戦した。開始5分、G大阪のDFが自陣中央でドリブル。近くの味方にパスを送り、それをカットした札幌選手に先制点を叩き込まれてしまった。思わず「何をやっているのか!」と叫びそうになった。

 パスをつなぐな! とは言わないが、日本サッカーの根源的な部分にメスを入れるべきでは――と強く思ってしまった。

(釜本邦茂/日本サッカー協会顧問 構成・日刊ゲンダイ)

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