“国籍主義”サッカー日本代表も数年後にはダイバーシティ―

“国籍主義”サッカー日本代表も数年後にはダイバーシティ―

9月10日のW杯予選ミャンマー戦に出場したFW鈴木武蔵(C)Norio ROKUKAWA/office La Strada

ラグビー日本代表人気に押されているサッカー日本代表。10日に埼玉スタジアムで行われるカタールW杯アジア2次予選モンゴル戦に向けて埼玉県内で事前合宿中だが、いまひとつ影が薄くて話題性に乏しい。

 そのサッカー日本代表とラグビー日本代表には、明確な違いがある。

 サッカー日本代表に選出されるには〈日本国籍〉が必要だが、ラグビーの場合は〈3年以上継続して居住〉していれば日本代表になれる。

 だからこそ、現ジャパン31人中15人が外国出身選手で占められ、日本に帰化していない外国籍の選手が7人もいるのである。

「森保ジャパン23選手の中で父が米国人・母が日本人で米国生まれのGKシュミット・ダニエルだけが、ビジュアル的にも“外国出身者”です。ラグビーと違って、サッカーの集合写真には“外国人は少ない”ですが、今後はサッカーも“ラグビーのような集合写真”になっても不思議ではありません」と話すのは、元サッカーダイジェスト編集長の六川亨氏である。

■U―17代表にはハーフ選手がズラリ

「2018年にチェコに遠征したU―17(17歳以下)日本代表のスタメンにFW桜川ソロモン、FW栗原イブラヒムジュニア、DFバングーナガンデ佳史扶、DF畑大雅、GK鈴木彩艶ら父がナイジェリア人、ガーナ人といったアフリカ系・母が日本人というハーフが名を連ねました。全員が抜群の身体能力を持っており、次代の日本代表を支えるだけのポテンシャルを秘めています。近い将来、サッカー日本代表の半数が〈外国にルーツのある選手〉になっても個人的には、まったく驚きません」(六川氏) 

 札幌でプレーしているFW鈴木武蔵は父がジャマイカ人・母が日本人のハーフである。16年リオ五輪に出場し、19年3月のコロンビア戦で代表デビューを果たした。大分所属のFWオナイウ阿道は父がナイジェリア人・母が日本人のハーフだ。今季10ゴールでJ得点ランク堂々の10位である。

 日本の在留外国人は2018年末の時点で273万人を超え、300万人オーバーも時間の問題ともっぱらだ。サッカー日本代表も、いずれは多様な人材が集まるダイバーシティーが話題になりそうだ。

関連記事(外部サイト)