名古屋、危機から執念=守備崩れるも突破―ルヴァン杯サッカー

名古屋、危機から執念=守備崩れるも突破―ルヴァン杯サッカー

後半、ゴールを決める名古屋の稲垣(手前)=10日、味スタ

 第1戦を3―1で快勝し、大きなアドバンテージがあった名古屋。一時は2点をリードされ、アウェー得点差で逆転敗退の危機に直面したが、終盤に執念のゴール。決勝への切符をもぎ取った。

 危うい立ち上がりだった。F東京の中央、サイドと巧みにボールを散らす攻めに崩され、セットプレーでもマークが遅れて失点。「0―0の気持ちでやるのは現実的に難しかった」と稲垣。守り切れば勝てるという心理的な余裕が、油断を生んだのかもしれない。

 だが2点を追う終盤に意地を見せる。逃げ切りを図るF東京に対し、粘り強くクロスを入れると後半35分。敵味方入り乱れるゴール前の混戦で最後は稲垣が押し込んだ。「最後に一押しできるかできないかの勝負。それができてよかった」

 J1や天皇杯を制した実績はあるが、ルヴァン杯は決勝進出自体がクラブ初。森下は「優勝しなかったら何も残らない」。喜びも控えめに気を引き締めた。 (了)

【時事通信社】