“ポスト西野”&2022年カタールW杯はこの名将で決まりだ!

“ポスト西野”&2022年カタールW杯はこの名将で決まりだ!

協会の田嶋会長(左)! 日本サッカーを深く理解する世界屈指の監督がフリーになりましたよ!

W杯開幕2ヵ月前での監督交代という荒療治に出たサッカー日本代表。その効果がどう出るのかは神のみぞ知るところだが、その次の2022年カタール大会に向けては、誰もが納得する指揮官を選び、じっくり腰を据えてチームを強化してもらいたいもの。

そんなサムライブルーに、天啓ともいえる朗報がもたらされたぞ!

英プレミアリーグ、アーセナルのアーセン・ベンゲル監督が、今季限りでの退団を決めたのである。

1996年から21年半にわたってチームを率い、リーグを3度、FA杯を7度制覇。さらにアーセナル入り前の95年から96年にかけては名古屋を指揮し、「Jリーグのお荷物」と呼ばれていたチームを短期間で強豪に変身させ、天皇杯優勝へと導いたのもよく知られた話だ。

知日派の世界的名将がフリーになるというのなら、日本サッカー協会は今すぐにでも、ロシアW杯後の日本代表監督としてオファーを出すべきなんじゃないのか!?

サッカージャーナリストの西部謙司氏が語る。

「現実的に日本代表監督を引き受けてくれそうな指導者の中で、彼以上の人はいないでしょう。ダメ元で当たってみる価値は十分にあります。抜群の実績を持っていて、日本サッカーのことも理解している。そして彼がアーセナルでやってきたパス主体のポゼッションサッカーは、日本選手も得意とするところ。

もし実現すれば、代表選手もファンもメディアもスポンサーも喜ぶわけで、ハリルホジッチ前監督更迭のゴタゴタで、このところ悪者にされている日本サッカー協会とすれば、ウルトラC的なイメージ回復策になるでしょうね(笑)」

同じくサッカージャーナリストの後藤健生(たけお)氏も、条件付きながらベンゲルは悪くない候補だと見る。

「私はカタールW杯に臨む代表の指揮官には日本人、具体的には現代表コーチ兼五輪代表監督の森保一(もりやす・はじめ)氏が兼務するのがベストだと思っています。というのも、地元開催となる2020年の東京五輪は、このところ停滞気味の日本のサッカー人気を盛り返せるかどうかの正念場。

何がなんでもメダルを取るため、ロシアW杯後は森保氏がフル代表監督も兼務し、大きめの代表選手グループで強化していけば、五輪時のオーバーエイジ選手選考に頭を悩ませずに済むし、五輪で活躍した若手を同じ戦い方のフル代表に組み込んでいくことで、世代交代もスムーズに進められるからです」

ただし五輪代表と整合性のある戦いができ、日本人監督にはない上積みをもたらせるのなら、外国人指揮官の招聘(しょうへい)もやぶさかではないという。

「その点でベンゲルはいい選択肢です」(後藤氏)

ハリルホジッチ監督時代のような戦術のミスマッチは起こらないし、日本サッカーへの理解も深い。ひとつ懸念があるとすれば、彼が代表チームを率いたことがないことだが、それも大きな問題ではなさそうだ。J SPORTSのプレミアリーグ中継解説などでおなじみの在日イングランド人サッカージャーナリスト、ベン・メイブリー氏が言う。

「ベンゲルはサッカーが唯一の趣味であり、生きがいという人。標榜(ひょうぼう)するサッカーはいろいろな約束事があって選手に浸透させなければいけないし、彼自身、毎日練習場へ行ってトレーニングを見たいというタイプなので、本来はクラブの監督向きなんです。

でも、ベンゲルの戦術は日本選手にはなじみやすいので、習得にさほど多くの時間を必要としないでしょう。そして代表での拘束期間以外は、国内外の代表選手のプレーを視察したり、対戦予定の国をスカウティングしたりと、毎日選手と一緒に練習できないのなら代表のために今日何ができるかを常に考えるでしょうから、彼の側にフラストレーションがたまることもないはず。68歳という年齢も考慮すれば、今の彼はむしろ代表監督のほうに適性があるかもしれません

★もしベンゲルが日本を指揮したら、どんなサッカーが見られるのか? 記事の全文は『週刊プレイボーイ』22号(5月14日発売)にてお読みいただけます!

(撮影/藤田真郷)

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