最も長い時間を監督と選手で過ごした“申し子”が語る西野ジャパン「頭の中ではスタメンも固まっていそう」

最も長い時間を監督と選手で過ごした“申し子”が語る西野ジャパン「頭の中ではスタメンも固まっていそう」

G大阪の黄金期を支えた元日本代表MFの橋本氏。

ハリルホジッチ電撃解任後、初のテストマッチ(30日・ガーナ戦)を迎えるサッカー日本代表。

注目の西野朗新監督はどんな采配を見せるのか? 長らく彼の下でプレーした経験を持つ元日本代表MF・橋本英郎(ひでお)氏に聞いた!

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ロシアW杯の代表メンバー23人は、今回のガーナ戦に招集されたメンバーから選ばれるのが基本線。だが、いまだ見えないのは西野朗監督が目指すサッカーである。

そこで、西野監督がG大阪を率いた2002年から11年に中盤の万能プレーヤーとしてチームの躍進に貢献し、12年に移籍した神戸でも西野監督の下でプレーした元日本代表MFの橋本英郎(現・東京V)を直撃。選手と監督という間柄では、西野監督と最も長い時間を過ごした“申し子”に彼の素顔、采配について語ってもらった。

まず、クールでダンディなイメージがある西野監督だが、その人柄は?

「天然(キャラ)というか、たまにミーティングで唐突に冗談を言ったりするなどお茶目な部分があります。でも、口数は多くなく、人と進んでしゃべるようなタイプではないですね。基本的には選手との間に一線を引くほうで、僕自身、長い間使ってもらいましたが、実はプライベートで会ったこともなければ、ピッチ外ではじっくりと話をした記憶もないです」

西野監督の趣味は京都の神社仏閣巡り。和食(特に魚)を好み、お酒はかなり強いとの評判で、例えばタイトル獲得後のパーティなどでも、陽気な姿は見せてもハメを外すことはなかったという。

そんな西野監督は、ロシアW杯初戦のコロンビア戦(6月19日)まで約3週間と時間が限られているなかで、どんなチームづくりをするのだろうか。指揮官が交代すれば、当然ながら選ぶメンバーも、チームが目指すサッカーも変わる。そう考えがちだが…。

「正直、新しいサッカーをイチから組み立てる時間はないと思います。西野監督のチームづくりは目標に向け道筋をつけて、その流れにみんなを乗せていくような感じだと思うので、基本はハリル(ホジッチ前監督)さんがやってきた流れを受け継いで、その“川幅”を広げるイメージではないでしょうか。

変わることといえば、ハリルさんのときはピッチ内外で決まり事が多かったと聞いているので、まずはそうした制約を減らし、自由度を高めて進めていくのでは。G大阪の監督だったときも決まり事は少なかったですし、戦術うんぬんというよりも、コンディションとかメンタルの部分を重視して指揮されると予想します」

ガーナ戦の招集メンバーを見ると、今季ポルトガルリーグで10得点と結果を出し、3月の欧州遠征でもゴールを決めてジョーカーになりうると期待を集めていたMF中島翔哉(ポルティモネンセ)が外れ、Jリーグで絶好調のベテランMF青山敏弘(広島)が約3年ぶりに代表復帰を果たすという驚きはあった(その後、青山はケガで離脱)。だが、全体を見れば、前体制との大きな違いは見られない。

「(W杯開幕までに残された時間を考えれば)選手を試す段階ではないと思いますし、西野監督の頭の中ではスタメンもある程度固まっていそうな気はします。ハリルさんの体制でも(昨年8月にW杯出場を決めた)オーストラリア戦の内容はスゴくよかったですし、まずはそのときの状態に戻したいと考えているのではないでしょうか」

◆西野監督が好む選手は!? 『週刊プレイボーイ』24号(5月28日発売)「西野ジャパンはハリル流で勝つ!!」では、ロシアW杯メンバー23人当落予想もしているので、是非お読みください!

●橋本英郎(はしもと・ひでお)







1979年生まれ、大阪府出身。G大阪の黄金期を支えた中盤の職人。その後、神戸、C大阪などを経て、現在は東京V(J2)に所属。オシム監督時代に日本代表に初選出。国際Aマッチ出場15試合。

(取材・文/栗原正夫)

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