“マイアミ後の悲劇”も回避 日本がセネガルから堂々の勝ち点1

“マイアミ後の悲劇”も回避 日本がセネガルから堂々の勝ち点1

柴崎岳

 24日に行われたロシアW杯グループH第2戦。第1戦でコロンビア相手に殊勲の大金星を挙げた日本は、同じく第1戦でポーランドを撃破したセネガルと顔を合わせた。

 対ポーランド戦で躍動したセネガルが相手とあって、今回も日本が不利と見られていたこの一戦。実際に日本は立ち上がりからセネガルに押し込まれ、前半11分にはGK川島永嗣がパンチングで弾いたボールが相手FWマネに当たる不運な形で先制を許した。

 しかし前半34分、日本はDF長友佑都がペナルティエリア内でロングボールを収めると、その後パスを受けたMF乾貴士が右足を一閃。ボールはゴール右隅に吸い込まれ、試合は振り出しに戻ることとなった。

 後半26分、FWニアンが流したクロスをDFワゲが決め、再びリードを許した日本。しかし33分、ゴール前の混戦から最後は乾のパスを受けたMF本田圭佑がゴールを決め、そのまま同点で試合は終わった。日本はセネガルから勝ち点1をもぎ取ることに成功した。

 2度のビハインドを跳ね返し、決勝トーナメント進出へまた1つ勝ち点を積み上げた日本代表。次戦のポーランド戦へ向け、確かな手応えを掴んだことは間違いない。また、チームの指揮を預かる西野朗監督にとっても、22年前と同じ轍を踏まなかったことは好材料といえるだろう。

 1996年のアトランタ五輪で代表チームを率い、1次リーグ初戦でブラジルを撃破する“マイアミの奇跡”を演出した西野監督。しかし、第2戦のナイジェリア戦で黒星を喫したことが響き、結局は決勝トーナメント進出を逃している。

 第1戦でコロンビアを撃破し、“マイアミの再来”ともてはやされた西野ジャパン。しかし、今回のセネガル戦にもし敗れていたら、奇跡の後の悲劇まで再来してしまう可能性も大いにあった。それだけに、今回の引き分けはある意味勝ちに等しいといっても過言ではないのかもしれない。

 28日に行われるポーランドとのグループリーグ最終戦。不吉なジンクスを回避した日本に、もう怖いものは1つもないはずだ。

文 / 柴田雅人

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