「大金星」、「最速優勝」……4月に成し遂げられた過去の偉業(プレミアリーグ編)

「大金星」、「最速優勝」……4月に成し遂げられた過去の偉業(プレミアリーグ編)

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 新型コロナウイルスの感染拡大により、サッカー界でも多くの活動が中断を余儀なくされている。ただ本来であれば、4月は欧州主要リーグのシーズンクライマックスにあたる。優勝争いが佳境を迎え、各国で様々な記録が樹立される時期だ。

 そこで今回は、プレミアリーグ(1992−93シーズンからスタート)で4月に達成された過去の偉業をピックアップ。史上初の快挙から、歴史に残るジャイアントキリングまで5つ紹介しよう。

◆アフリカ人初の30得点

 2年前の4月14日、リヴァプールのモハメド・サラーはプレミア初の偉業を成し遂げた。ボーンマス戦でシーズン通算30点目となるゴールをマーク。チェルシーのレジェンドで、元コートジボワール代表FWディディエ・ドログバが09−10シーズンに記録した29ゴールを抜いて、アフリカ人選手としての最多得点記録を更新した。

 さらにサラーは最終節までに2ゴールをたたき出し、38試合制となってからのシーズン最多得点記録を樹立。リヴァプール加入1年目ながら、得点王に加えて、イングランドサッカー選手協会(PFA)主催のPFA年間最優秀選手賞、イングランドサッカー記者協会(FWA)選出の年間最優秀選手賞、さらにEAスポーツ年間最優秀選手賞を受賞し、“個人4冠”を達成した。

◆初の200ゴール

「プレミアの歴代最多得点記録保持者は?」と聞かれて、あなたは即答できるだろうか。答えは、元イングランド代表FWアラン・シアラーだ。2006年の現役引退までに260得点をマーク。今もこの記録は破られていない。

 そんな名ストライカーは、ニューカッスルに在籍していた2002年4月20日に史上初のプレミア200ゴールを達成。本拠地セント・ジェームズ・パークで行われたチャールトン戦の終了間際に節目のゴールを決めた。なお“200ゴール超え”を達成しているのは、シアラーと元イングランド代表FWのウェイン・ルーニーの2人だけ。ルーニーはエヴァートンとマンチェスター・Uで計208ゴールを記録している。ちなみに、現在プレミアに在籍する選手のトップスコアラーは、マンチェスター・Cのセルヒオ・アグエロで180ゴール。シアラーの記録が塗り替えられることは当分なさそうだ。

◆初のシーズンダブル

 あのジョゼップ・グアルディオラから初のシーズンダブルを達成――。名将に屈辱を味わわせたのは、アントニオ・コンテだった。2017年4月5日、イタリア人指揮官が率いるチェルシーは、グアルディオラ率いるマンチェスター・Cをホームに迎えて2−1で勝利した。その4カ月前に行われたアウェイゲームにも勝利しており、コンテはグアルディオラの監督キャリアで初めてダブルを達成した監督となった。

 その後も勝利を積み重ねたチェルシーは、2シーズンぶりとなるリーグ制覇を達成。コンテはプレミア初挑戦にして初優勝という快挙を成し遂げた。同シーズンに達成したリーグ戦13連勝、またシーズン30勝は今もクラブレコードとして残っている。

◆サンダーランドの大金星

 現在はEFLリーグ1(3部相当)に所属するサンダーランド。そんな彼らが成し遂げた大金星も、プレミアの歴史を振り返るうえで欠かせない出来事だ。

 2014年4月19日、当時リーグ最下位に沈んでいたサンダーランドはチェルシーとのアウェイゲームに逆転勝利。ジョゼ・モウリーニョ監督の持っていた77試合連続ホーム無敗の記録を止めてみせた。ポルトガル人指揮官は、それまでホームでのプレミアに61勝16分けと無敗だったが、78試合目にして初黒星を喫した。

 さらにこの1敗は、両チームの明暗を分ける。チェルシーは自力優勝の可能性が消滅。一方、チェルシーOBのグスタボ・ポジェ監督が率いていたサンダーランドはこの試合を皮切りに4連勝を収めて、見事に残留を果たした。

◆プレミア史上最速優勝

 新型コロナウイルスの影響でプレミアは3月中旬から中断されているが、それによって守られた記録もある。史上最速優勝の記録だ。

 2001年4月14日、マンチェスター・Uはライアン・ギグスやポール・スコールズらの得点によって、コヴェントリーに4−2で勝利。5試合を残して王者に輝いた。これが最も早い優勝であり、現在チームを率いるオーレ・グンナー・スールシャール監督も、選手として優勝の瞬間をピッチ上で迎えた。

 あれから19年。今度こそ記録更新間違いなし、と言われたのが今シーズンのリヴァプールだった。開幕から29試合を消化して27勝1分け1敗。1試合消化の少ない2位マンチェスター・Cに勝ち点「25」の大差をつけて、首位を独走していた。残り9試合で必要な勝利は2つだけ。マンチェスター・Cの結果次第では、3月14日にも戴冠が決まるはずだった。しかしリーグ中断が決まり、ついに4月14日を迎えることとなった。

 もちろん、このような状況下では、最速かどうかは二の次だろう。無事にリーグ戦が再開され、サッカーのある週末が帰ってくることを、そして応援するクラブが真の王者に輝くことを多くのファンが望んでいるはずだ。

(記事/Footmedia)

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