ボルシアMGの本拠地にファンが集結!?…ダンボール製の“分身”を続々設置

ボルシアMGの本拠地にファンが集結!?…ダンボール製の“分身”を続々設置

ボルシア・パルクにファンの分身が続々と設置されている [写真]=Bongarts/Getty Images

 ボルシアMGの本拠地であるボルシア・パルクに“活気”が戻ってきた。サポーターグループによる、人型のダンボールでスタジアムを埋める計画が進んでいるようだ。

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、ブンデスリーガは3月11日に史上初の無観客で行われたブンデスリーガ第21節延期分のボルシアMG対ケルン戦を最後に中断を余儀なくされている。再開の目処も立っておらず、再開後も無観客で行われる可能性が高いようだ。

 そんな中、ボルシアMGのサポーターグループ『FPMG』は3月30日、閑散としたスタジアムに設置するための、等身大の人型ダンボールを19ユーロ(約2200円)で売り出した。購入したファンは耐水性があるダンボールに顔写真を貼ることができ、自分自身の“ドッペルゲンガー”(分身)を普段いるスタンドに送り、引き続きクラブへの愛を示すことができるという。

 また、1つ19ユーロのうち、2.5ユーロ(約290円)がFPMGの収益となり、2ユーロ(約230円)がFPMGの慈善キャンペーンに使われ、さらに2ユーロが地元地域への貢献のためにボルシア財団に送られる。FPMGはこの収益によって、7人いるスタッフの雇用を守ることができるようだ。そして、残りの12.5ユーロ(約1460円)が制作と加工の費用となり、新型コロナウイルス危機で一時閉鎖を強いられた2つの地元企業に制作を依頼しているという。

 発表から2週間以上が経ち、この計画が着々と進んでいるようだ。FPMGは17日時点で6500枚の人型ダンボールが売れたことを公式サイトで発表。その一部がすでにスタジアムに設置され、その他は加工中だという。さらに需要が止まらず、問い合わせも殺到しているようだ。

 17日付けのドイツ紙『ビルト』によると、9日間で5300枚の注文を受け、すでに1500枚がスタンドに設置されたようだ。守護神のスイス代表GKヤン・ゾマーは「素晴らしいアイディアだね! 今週初めて見たけど、今後もっと増えることに興奮しているよ。ファンが僕らとともにいることを感じさせるし、彼らにとっても僕らを応援できるのは重要なことだ。この時期にとても力になるよ」と喜んだという。

 FPMGは3月30日に公式サイトで「実際には家で試合を見なければいけないが、これで僕らはスタジアムが少し“活気”を取り戻し、ファンがそばにいる最初のクラブとなる」とコメントしていた。その言葉どおり、新型コロナウイルスによる危機的な状況の中でも、アイディアひとつでスタジアムに“活気”を取り戻しているようだ。

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