サッカーを通じてつながった選手とサポーターが『Stay Home with F・マリノス』を通じて過ごした幸せな時間

サッカーを通じてつながった選手とサポーターが『Stay Home with F・マリノス』を通じて過ごした幸せな時間

6時間のオンライン配信『Stay Home with F・マリノス』で多くのファン・サポーターと幸せな時間を過ごした[写真]=横浜F・マリノス

 Jリーグ初となる選手発信のオンライン配信『Stay Home with F・マリノス』が18日に開催され、途中、電波状況の不具合から通信が途切れる場面もあったが、横浜F・マリノスのオフィシャルInstagramとYouTubeで配信された瞬間最大視聴者数、約9,000人のファン・サポーターが6時間の生配信を楽しんだ。

 12時から全選手が一斉にオンライン上に姿を現すと、「世界中で大変な状況になっています。ファン・サポーターに向けて何かできないかということでこのイベントを行うことになりました。このイベントをきっかけに日々の活力や少しでもポジティブな気持ちを皆さんに与えられたらと思います」と扇原貴宏キャプテンの挨拶でイベントがスタートした。

 事前に発表されていたタイムスケジュールに沿って、15〜30分に区切られたさまざま企画が行われたが、選手たちは自分の出番が来るとオンライン上に登場する方法で、選手が画面上から入れ替わりながら企画が進んでいく。ストレッチ練習や筋トレ講座では、日頃から選手たちが行っているトレーニング法で、プロサッカー選手ならではの体幹と柔軟さを披露した。

 その一方で、「チームの移動中とかにいつもやっているのがゲーム。なので普段やっている姿を見せたいと思った」(扇原)と『大乱闘スマッシュブラザーズ』を使ったゲーム対決では、遠藤渓太が圧倒的な強さを見せ、決勝では46秒で扇原を倒して初代スマブラキングになった。各選手がファン・サポーターの質問から話を展開させたTalkLiveでは、水沼宏太と實藤友紀が実は小学生の頃に出会っていたという新事実が発覚したり、誰も聞けなかった大津祐樹の奥様とのなれそめに山本義道が切り込むなど、どのグループからも選手同士の仲の良さが感じられた。

 そんな中、扇原がMVPグループに選ぶなど、ファン・サポーターの注目を集めたのが料理対決。大津を中心に6名が自宅キッチンでハンバーグ作りに挑戦した。手際良く一番最初にハンバーグを焼き始めた仙頭啓矢、「ファジアーノ岡山時代にチームメートたちと料理教室に通っていた」という経験を生かし、慣れた手つきで黙々とハンバーグを作った中林洋次など、6通りのハンバーグが完成した。ちなみに現在、クラブ公式Twitterで盛り付けが完成したハンバーグ写真が公開中で、「いいね!」の数が一番多い選手が勝者となる。対決はまだ続いている……。

 このオンラインイベントが楽しさを倍増させていたのは、「満足した様子が僕たちからも見えた」と発起人の大津が語った、SNSのコメント欄の存在。Instagramのコメント欄には、ファン・サポーターが企画に参加するための選手への質問やイベントを見た率直な感想、一緒にトレーニングを行っている様子が見て取れたり、また画面に映る選手に対するツッコミがリアルタイムで表示。さらに出番ではない選手たちも加わり、コメント欄を大いに盛り上げていた。

 イベント終了後、最も印象に残った選手について扇原は水沼の名前を挙げ、「スタートの段階ですごく明るくふるまって、いい雰囲気で(イベントを)スタートさせてくれたと思うし、持ち前の明るさで自分の出番が終わったあともインスタライブのコメントを続けてくれた」とその理由を口にした。配信されている画面の中だけでなく、コメント欄という外側からの盛り上がりがあったことで、イベントの楽しみ方は2倍に広がった。

「電波の状況で(接続が)難しい部分もあったけど、ファン・サポーターもいながら一体感を見ることができて、選手もやっていてすごく楽しかったですし、いいイベントだったんじゃないかな」(大津)。緊急事態宣言が7都道府県から全国に拡大され、いまだサッカーの再開の見通しも立たない中だが、選手発信で始まったオンラインイベントはサッカーを通じてつながった選手・クラブ、そしてファン・サポーターを幸せな時間へと導くことに成功した。
   

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