シント・トロイデン、全選手と報酬減額で合意…一部を病院に寄付へ

シント・トロイデン、全選手と報酬減額で合意…一部を病院に寄付へ

全選手と報酬減額で合意したSTVV [写真]=Getty Images

 シント・トロイデン(STVV)は22日、新型コロナウィルス感染拡大に伴うチーム活動の休止を受けて、トップチームの全選手と報酬の減額について合意したことを発表した。

 ジュピラー・プロ・リーグ(ベルギー1部)では新型コロナウイルス感染拡大の影響を鑑み、4月2日にリーグの続行を取りやめ、現在の順位を最終順位とすることで合意に至り、総会に勧告を出したと発表した。しかし、欧州サッカー連盟(UEFA)から「現時点でのシーズン打ち切りは時期尚早」との指摘があり、総会の開催は延期されている。

 このような状況の中、チーム活動を休止しているSTVVは、トップチーム全選手の2020年4月の月給の減額について合意したことを発表した。なお、減額した給与の一部を、新型コロナウイルス感染症対策への支援としてシント・トロイデン病院に寄付することを決定。今回の寄付は、医療用マスク、PEEPバルブ、医療用ガウンの製作費用にあてられる予定となっているようだ。

 クラブ公式サイトを通じて、チームのキャプテンを務めるMFジョーダン・ボタカは以下のようにコメントを発表している。

「現在の世界的な緊急事態は、STVVだけではなく、世界中の人々で一致団結して解決する必要があると気づきました。僕たちが生活をしていて、本拠地としている市がベルギーの中でも大きなダメージを受けているのを見て、どうにかして助けられないかと考えました。そこで、選手たちの給与分からシント・トロイデン病院へ寄付することを皆で決めました。新型コロナウイルスと最前線で戦っている看護師、医師をはじめとする医療従事者の皆さん、苦しんでる患者の皆さんを少しでもサポートできればと思います。皆でこの状況を乗り越え、強くなって戻ってきたいと思います」

 また、飯塚晃央CFOも以下のようにコメントを発表している。

「世界中でコロナウィルスの危機的状況が続く中、ベルギー国内はロックダウン状態が1カ月以上継続し、我々STVVも試合を開催することができず歯がゆい思いをしています。この状況下でSTVVが社会・地域に還元できることは何かと考えを進めて行く中で、現場の最前線に立って奮闘されているシント・トロイデン病院への支援をさせていただくこととしました。賛同いただいた選手の方々には感謝申し上げます。我々は引き続き一致団結してこの局面を乗り越える努力を人々に呼び掛け続けるとともに、こういった時にこそサッカークラブとして地域や、そこに住む人々に対してできうる支援を引き続き行ってまいります」

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