マンチェスター・C対リヴァプールについて知っておきたい7つのこと

マンチェスター・C対リヴァプールについて知っておきたい7つのこと

2日にプレミアリーグ第32節マンチェスター・C対リヴァプールの一戦が行われる [写真]=Getty Images

 2日に行われるプレミアリーグ第32節では、マンチェスター・Cが本拠地エティハド・スタジアムにリヴァプールを迎える。

 2位のマンチェスター・Cがチェルシーに敗れたことで、プレミア初優勝を決めたリヴァプール。王者として臨む最初の一戦は、奇しくも“前”チャンピオンとのゲームとなった。ここでは、試合前に知っておきたい7つのトピックを紹介する。

1.史上“最速”にして“最遅”の王者

 1週間前の6月25日。マンチェスター・Cが敵地でチェルシーに敗れた瞬間、リヴァプールの30年ぶり19回目のトップリーグ制覇が決まった。昨シーズンはわずか1ポイント差でマンチェスター・Cに優勝を譲ったが、今シーズンは開幕からフルスロットで戦い、見事栄冠を手にした。7試合を残しての優勝は史上最速。一方で6月下旬の優勝決定は史上“最遅”であり、記録にも記憶にも残るチャンピオンが誕生した。リヴァプールの優勝を“アシスト”した格好となったマンチェスター・Cのジョゼップ・グアルディオラ監督は、“ガード・オブ・オナー”(ピッチ上に花道を作って相手チームを迎える儀式)で新王者を迎えると宣言している。

2.本格的な2強時代に突入?
 プレミアリーグは本格的な2強時代に突入したようだ。2015年10月からリヴァプールの指揮を執るユルゲン・クロップ監督と、2016年7月にマンチェスター・Cの指揮官に就いたグアルディオラ監督。両者が約4年の歳月をかけて作り上げたチームは、昨シーズンに続いて今シーズンもトップ2を独占した。2016−17シーズンの開幕から今年6月末までに積み上げた勝ち点を見ても、300ポイント超えを達成しているのはリヴァプール(334ポイント)とマンチェスター・C(339ポイント)だけ。彼らは一歩抜きんでた存在となっている。プレミア3連覇を逃したものの、マンチェスター・Cはカラバオ・カップで3連覇を達成。さらにFAカップとチャンピオンズリーグ(CL)制覇の可能性を残している。プレミア2強時代は今後もしばらく続きそうだ。

3.ペップはクロップが苦手
 グアルディオラ監督はクロップ監督を苦手としている。2008年のバルセロナ監督就任以降、キャリアで唯一負け越しているのが現リヴァプールの指揮官だ。ドイツでグアルディオラ監督がバイエルン、クロップ監督がドルトムントを指揮していた2013年から2015年には、公式戦で8度対戦して4勝ずつと互角の成績だった。しかしイングランドに戦いの場を移してからは、グアルディオラ監督の3勝2分け5敗。今シーズン前半戦のゲームも1−3の完敗を喫している。来シーズンの覇権奪還のためにも、この試合で苦手意識を払しょくしておきたいところだろう。

4.サイドバック対決
 多彩な攻撃を繰り出す両チームにおいて、サイドバックの攻め上がりは大きな特徴の一つ。リヴァプールのトレント・アレクサンダー・アーノルドとアンドリュー・ロバートソンは昨シーズン、2人合わせて23アシストを記録。今シーズンもここまで計20アシストをマークしている。互いにアシスト数を競っているという彼らから放たれるクロスには要注目だ。一方、マンチェスター・Cの最適な組み合わせはカイル・ウォーカーとバンジャマン・メンディだろう。3年前、グアルディオラ監督は両者を当時所属していたサイドバック4人を放出してまで獲得したが、メンディの離脱が長かったために、コンビ歴はそれほど深くない。それでもリーグ再開後は彼らが先発を飾る回数が多くなっており、この試合での活躍に期待したい。

5.同胞GK対決にも要注目

 プレミア屈指の名GK対決も見逃せない。ブラジル代表でポジションを争うマンチェスター・Cのエデルソンとリヴァプールのアリソン。ともに足元の技術に優れ、攻撃の起点となるプレースタイルが売りだが、セービングにも定評がある。2人はプレミアのクリーンシート・ランキングで昨シーズンはトップ2に君臨し、その差はわずか1試合(アリソン:21試合無失点、エデルソン:20試合無失点)だった。今シーズンもここまで、アリソンが12試合無失点(リーグ2位)、エデルソンは11試合無失点(リーグ3位タイ)と、その差は1試合しかない。27歳のアリソンと26歳のエデルソンのハイレベルな戦いはまだまだ続く。

6.個人タイトルの行方は?
 優勝チームが決まった今、個人タイトルの行方が気になるところ。クリーンシートのほかにも、両チームの選手は主要な個人タイトル争いで上位につけている。得点ランクではリヴァプールのモハメド・サラー(17得点)が1位のジェイミー・ヴァーディとピエール・エメリク・オーバメヤンを2点差で追っている。サラーはもし1位でシーズンを終えることができれば、アラン・シアラー(1997年)、ティエリ・アンリ(2006年)に続いて、史上3人目の“3年連続”のプレミア得点王となる。一方、アシストランキングではマンチェスター・Cのケヴィン・デ・ブライネが16アシストでトップ。4つ差でアレクサンダー・アーノルドが追う展開だ。この試合でもアシスト数を増やせるのか、勝負の行方を見守りたい。

7.予想オッズは?
 日本時間2日正午現在、英国大手ブックメーカーの『ウィリアム・ヒル』はマンチェスター・Cの勝利に「2倍」、リヴァプールの勝利に「3.4倍」、ドローに「3.9」倍というオッズを付けている。ホームでのプレミアリーグでは、リヴァプールに直近10試合で1敗(6勝3分け)しかしていないマンチェスター・Cが有利と見られているようだ。モチベーションの面でも、優勝を決めたばかりのリヴァプールを、まだ2位を確定させていないうえに2つのタイトルの可能性を残すマンチェスター・Cが凌駕するだろう。“優勝決定戦”ではなくなったが、プレミアの2強がぶつかるビッグマッチ。両者が持ち味を発揮すれば、今回も極上のエンターテインメントになること請け合いだ。

(記事/Footmedia)

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