大宮vs福岡は開始90分前の中止決定…イレギュラーで陽性可能性者を発見 今後は検査方法の強化も検討

大宮vs福岡は開始90分前の中止決定…イレギュラーで陽性可能性者を発見 今後は検査方法の強化も検討

急遽会見を行った村井チェアマン

 Jリーグは、2日19時から開始予定だった明治安田生命J2リーグ第9節の大宮アルディージャvsアビスパ福岡について、福岡の選手1名が新型コロナウイルス陽性の可能性が高くなり、陽性の場合、試合前までに濃厚接触者の有無などの判別が不可能であるため、開始90分前に中止の決定を発表した。

 Jリーグは村井満チェアマン、大宮の森正志代表取締役社長、福岡の川森敬史代表取締役社長が出席しての会見を実施。経緯の説明を行った。

 開催直前の中止決定に対し、村井チェアマンは「サポーターはスタジアムに到着、もしくは向かっている中だったと思います。直前の発表となり、申し訳なく思います」と謝罪。17時頃に福岡の選手1名が陽性の可能性が極めて高いと考えられる数値が出たため、中止の判断となった。

 Jリーグは2週間に1度、金曜日にリーグ全体の公式検査としてPCR検査を実施しており、通常は水曜日の試合開催に向けて週明けに検査結果が出る。今回は7月31日に第4回の検査を実施しているが、前日の1日にU−19日本代表合宿に参加予定だった選手1名が合流当日のJFA実施の検査で陽性が判明(のちにFC町田ゼルビアから晴山岬が陽性と発表)。また、前日のJ1でサガン鳥栖から発熱者が出ている報告があったこともあり、「イレギュラーになるが、(検査を)急いでほしいというお願いをした」(村井)ため、偶発的に今回のケースが判明した。

 鳥栖については、結果が間に合わないかもしれない旨を伝えた上で検体を確認。結果、発熱者は陰性であったことが判明したが、試合直前での結果の伝達となったため、混乱が生じた。また、1度に検査できる検体数は限られているため、他のクラブすべての検査結果は現段階では出ていないことも明かされた。

 名古屋グランパスでの選手の陽性反応による試合中止など、影響が相次いでいるが、村井チェアマンは検査体制の見直しについて言及。2週間に1度のリーグ全体のPCR検査とは別に、U−19日本代表の合宿からJFAが導入したSmartAmp法とPCR検査の併用も検討していくとコメント。SmartAmp法は検体キットでの検査後、1時間程度で陽性の可能性の検討ができ、並行してやや時間のかかるPCR検査を進めることで、陽性の可能性が高い人間の速やかな隔離と陰性・陽性の確認ができる。試合当日に出場エントリーメンバーに対して実施すれば、検査対象人数は限定されるので、「スピード感も上がりますし、大至急検討したい」と述べている。

 陽性の可能性がある選手について川森社長は「直前の検査で体温は36.2度で、体調も問題ありません。行動確認アプリでも目立った行動はありませんでした」「Jリーグから可能性があるかも、という第1報を16時過ぎにもらい、チームには連絡をしました。該当選手1名を含み、バス移動やミーティングとなるような時間であったため、隔離という表現が正しいかはわかりませんが、すぐに席を外させました」と、説明。チームは大宮に滞在しているが、今後は地元保健所の指示に基づいて福岡への帰路などを検討するとしている。

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