CL4強は10年ぶり…その間リヨンに在籍した選手たちが豪華すぎた

CL4強は10年ぶり…その間リヨンに在籍した選手たちが豪華すぎた

過去10年間にリヨンからビッグクラブへステップアップした選手たち [写真]=Getty Images

 2019−20シーズンのチャンピオンズリーグ(CL)も、残すところあと2試合となった。19日に行われる準決勝では、リヨンとバイエルンが対戦。2009−10シーズン以来のCL4強入りを果たしたリヨンは、奇しくも10年前と同じ相手とファイナルへの切符をかけて戦うことになった。

 そんなリヨンは育成の名門として知られ、外部から獲得した若手選手を含めて、有望株を次々にビッグクラブに輩出している。そこで今回は、この10年間にリヨンを巣立った選手たちをベストイレブン形式で紹介する。

※以下、「リヨン在籍期間」はトップチームの在籍期間を示す

GKウーゴ・ロリス

生年月日:1986年12月26日(33歳)
リヨン在籍期間:2008〜2012年
現所属:トッテナム(イングランド/2012年〜)

ニースの下部組織で育ったロリスは2008年、21歳でリヨン入り。1年目から背番号“1”を背負って活躍し、2012年にトッテナムへ移籍するまでリーグ・アンのベストイレブンに3度選ばれた。10年前のCLバイエルン戦にも先発出場。2戦合計0−4で敗れて敗退となったが、昨季はトッテナムで自身初の決勝進出を果たし、準優勝を果たした。

DFジェレミー・ピエ

生年月日:1989年2月23日(31歳)
リヨン在籍期間:2009〜2012年
現所属:リール(フランス/2018年〜)

リヨン下部組織出身の右サイドバックで、2009年にトップチームに昇格。2010年にリーグ・アンデビューを果たすと、クロード・ピュエル監督(当時)の信頼を得てレギュラーの座を獲得した。恩師とはその後もキャリアを共にし、ニース、そしてサウサンプトンでも共闘を果たしている。2018年からはリールに在籍中だ。

DFデヤン・ロヴレン

生年月日:1989年7月5日(31歳)
リヨン在籍期間:2010〜2013年
現所属:ゼニト(ロシア/2020年〜)

今夏、リヴァプールからゼニトに移籍したロヴレンも、“リヨンOB”の一人。2010年1月にディナモ・ザグレブから加入し、2年目以降は不動のレギュラーとして活躍した。リヨンではタイトルに恵まれず、クープ・ドゥ・フランスで1度優勝しただけだったが、リヴァプールではプレミアリーグ、そしてCLで優勝を味わった。

DFサミュエル・ユムティティ

生年月日:1993年11月14日(26歳)
リヨン在籍期間:2012〜2016年
現所属:バルセロナ(スペイン/2016年〜)

カメルーン出身のユムティティは9歳でリヨンの下部組織に加入。すると18歳でトップチームデビューを果たし、ロヴレンの後釜として最終ラインの中心的存在となった。22歳の時にはバルセロナに引き抜かれ、24歳でW杯優勝。順風満帆に思えたキャリアだが、度重なるケガによって、今シーズンはリーグ戦13試合の出場に終わっている。

DFフェルランド・メンディ

生年月日:1995年6月8日(25歳)
リヨン在籍期間:2017〜2019年
現所属:レアル・マドリード(スペイン/2019年〜)

今季、レアル・マドリードで左サイドバックの定位置を確保。身体の強さ、並外れたスピード、そして左足から放たれる高精度のクロスと1年目から持ち味を存分に発揮した。そんなメンディは昨年まで2年間にわたってリヨンでプレー。フランス代表デビューを飾ったのも、リヨンに在籍していた2018年11月のことだった。

MFミラレム・ピアニッチ

生年月日:1990年4月2日(30歳)
リヨン在籍期間:2008〜2011年
現所属:バルセロナ(スペイン/2020年〜)

新シーズンからバルセロナの一員となるピャニッチは、2008年にリヨンに加入。ロリスと共にチームの主軸として活躍した。彼もまた10年前のCLバイエルン戦に出場している。最大の特長である“落ちる”フリーキックはリヨン時代に鍛えられたもので、名手ジュニーニョ・ペルナンブカーノ(リヨンの現スポーツディレクター)のキックを見て練習、その技術を習得したという。

MFコランタン・トリッソ

生年月日:1994年8月3日(26歳)
リヨン在籍期間:2013〜2017年
現所属:バイエルン(ドイツ/2017年〜)

今回のCL準決勝が“古巣対戦”となるトリッソ。リヨンの下部組織出身で、2013年にトップチームデビュー。2017年にバイエルンへ移籍するまで、公式戦150試合以上に出場した。なおバイエルンはトリッソの獲得に4150万ユーロ(約52億円)を支払っており、リュカ・エルナンデス(8000万ユーロ)、レロイ・サネ(4500万ユーロ)に次ぐ、クラブ歴代3番目の高額移籍となっている。

MFタンギ・エンドンベレ

生年月日:1996年12月28日(23歳)
リヨン在籍期間:2017〜2019年
現所属:トッテナム(イングランド/2019年〜)

2017年にアミアンからのレンタルでリヨンに加入すると、瞬く間にフィット。翌年に完全移籍を果たし、フランス代表デビューも飾った。昨季はCLでマンチェスター・C撃破に貢献して評価を高め、2019年夏にトッテナムへ移籍。この時リヨンが受け取った移籍金6000万ユーロ(約76億円)は、クラブ史上最高額である。

FWナビル・フェキル

生年月日:1993年7月18日(27歳)
リヨン在籍期間:2013〜2019年
現所属:ベティス(スペイン/2019年〜)

リヨン生まれ、リヨン育ちのレフティーは、生え抜き選手として2013年にトップチームデビュー。2014−15シーズンにリーグ・アンの年間若手最優秀選手に選ばれると、2019年にベティスへ移籍するまで2度のベストイレブンに輝いた。2018年には、ユムティティ、トリッソと共にW杯優勝を果たしている。

FWアレクサンドル・ラカゼット

生年月日:1991年5月28日(29歳)
リヨン在籍期間:2010〜2017年
現所属:アーセナル(イングランド/2017年〜)

現在、アーセナルに所属するラカゼットも“リヨンっ子”。10代前半でリヨンの下部組織入りを果たし、20歳になる前にトップチームデビュー。2017年に退団するまで、275試合で129ゴールを記録した。今夏のアーセナル退団が噂されているが、ユヴェントスなど複数のクラブが動向に注目しているという。

FWアントニー・マルシャル

生年月日:1995年12月5日(24歳)
リヨン在籍期間:2013年
現所属:マンチェスター・U(イングランド/2015年〜)

今季、マンチェスター・Uで公式戦23ゴールをマークしたマルシャル。彼もまたリヨンの育成組織出身で、17歳のときにトップチームデビューを果たしている。しかし当時はクラブが経営難に陥っていたことから、デビュー半年でモナコに売却された。新天地でブレイクを果たし、マンチェスター・Uと契約を結んだのは20歳になる数か月前のことだった。

(記事/Footmedia)