プレミアリーグ開幕戦、リヴァプール対リーズについて知っておきたい7つのこと

プレミアリーグ開幕戦、リヴァプール対リーズについて知っておきたい7つのこと

プレミアリーグ第1節で対戦するリヴァプールとリーズ [写真]=Getty Images

 12日に開幕する2020−21シーズンのプレミアリーグ。昨シーズン、30年ぶりのトップリーグ制覇を果たしたリヴァプールは、チャンピオンシップを制して17年ぶりにプレミアリーグに復帰したリーズを本拠地アンフィールドに迎える。1部と2部の王者が激突する注目の開幕ゲームについて、知っておきたい7つのトピックを紹介する。

1. プレミアでは17季ぶりの対戦
 両チームがプレミアの舞台で顔を合わせるのは、リーズが前回プレミアに在籍していた2003−04シーズン以来。リヴァプールの1勝1分けに終わったそのシーズンの2対戦で、若かりし頃のジェイムズ・ミルナーは、リーズの選手としてピッチに立っていた。その後、両者はリーグ・カップで2度対戦し、いずれもリヴァプールが勝利を収めている。なお、リヴァプールはリーズとの公式戦、最近8試合に負けなし(6勝2分け)。最後に敗戦を喫したのは、リーズがチャンピオンズリーグでベスト4入りを果たした2000−01シーズンまでさかのぼる。

2. ビエルサがプレミアの舞台に

 フットボール界きっての奇才、マルセロ・ビエルサ監督がついにプレミアリーグに登場する。ビエルサ監督が2部で低迷していたリーズの指揮官に就任したのは2018年夏のこと。それからわずか2年で古豪をトップリーグに復帰させた。自らは徹底的な戦術分析を行い、選手には軍隊並みのトレーニングを課すことで知られるアルゼンチン人監督。街中をクラブのジャージで過ごすほどサッカー以外のことには無頓着な“エル・ロコ(奇人)”は、プレミアリーグの強豪クラブにどのように立ち向かうのか。デビュー戦は王者リヴァプール。相手に不足はないだろう。

3. ミルナーのリーズ愛

 現在はリヴァプールで副キャプテンを務めるミルナーにとって、リーズは古巣以上の存在だ。リーズで生まれ、リーズのファンとして育ち、リーズでキャリアをスタート。16歳でデビューし、プレミア最年少得点記録も更新した(その後、ジェイムズ・ヴォーンに塗り替えられている)。その後17歳でレギュラーの座を獲得するも、チームの2部降格に伴い2004年に退団。しかしリーズへの愛は健在で、キャリアを地元で終える可能性について言及したこともあるほどだ。カップ戦ではこれまでに2回リーズと対戦済みのミルナーだが、プレミアでは今回が初対戦になる。是が非でも出場したいと願っているはずだ。

4. 開幕戦を得意とする両チーム
 シーズン初めは実力を発揮しきれないチームもあるが、リヴァプールとリーズにそのような心配はいらないようだ。直近の3シーズン、チャンピオンシップで白星スタートを切ったリーズは、プレミアリーグの開幕戦では負け知らず。プレミアが創設された1992−93シーズンから、降格する2003−04シーズンに至るまでの開幕戦の成績は5勝7分け。プレミア開幕戦に負けたことがないチームの中で、最も多くの試合をこなしているのがリーズだ。対するリヴァプールも開幕戦を得意としており、最近7シーズンに無敗(6勝1分け)。ユルゲン・クロップ監督就任後は3勝1分けで、すべての試合で3得点以上を記録している。なお、リヴァプールは昨シーズンも開幕節でチャンピオンシップの王者(ノリッジ)とホームで対戦し、4−1の勝利を収めている。今季も幸先の良いスタートを切ることができるだろうか。

5. サラー、史上2人目の偉業達成なるか

 モハメド・サラーには、偉大な記録に並ぶチャンスが到来している。リヴァプールに加入した2017−18シーズンから3シーズン連続で開幕戦に得点を挙げており、4シーズン連続となれば、リヴァプール史上初の快挙になるのだ。プレミアリーグの歴史をさかのぼっても、元イングランド代表FWテディ・シェリンガム氏(1992−93シーズンから1995−96シーズンまでトッテナムで達成)に並んで、史上2人目の快挙となる。ちなみに、サラーはリヴァプールで公式戦94ゴールを挙げており、節目の100ゴールに向けてカウントダウンが始まっている。

6. リーズの最注目選手は“ヨークシャーのピルロ”

 リーズで最も注目すべきは、リヴァプールが獲得を狙っていると報じられたMFカルヴィン・フィリップスだ。地元リーズの出身で、中盤底から正確無比なパスを配給。そのプレースタイルから“ヨークシャーのピルロ”と呼ばれ、ビエルサ監督のチームにおいて替えの利かない選手となっている。8日のUEFAネーションズリーグ・デンマーク戦ではイングランド代表デビューを果たし、チームに戻った後には代表のユニフォームをビエルサ監督にプレゼントしたという。リーズがイングランド代表選手を輩出したのは、2004年のアラン・スミス以来16年ぶりのこと。今まさにブレイク中の24歳がプレミアでどのような活躍を見せてくれるのか、目が離せない。

7. 予想オッズは?
 日本時間11日17時現在、英国大手ブックメーカーの『ウィリアム・ヒル』はリヴァプールの勝利に「1.27倍」、リーズの勝利に「10倍」、ドローに「6」倍というオッズを付けている。リヴァプールがアンフィールドで行われたプレミアで最後に敗れたのは、2017年4月のこと。3年以上も負けていないホームで、昇格チームに対して優位に立つのは当然だと考えられるだろう。しかしビエルサ監督がリヴァプールの戦い方を研究し尽くし、最善の策を講じてくるのは間違いない。名門復活を心待ちにしていた世界中のファンに向けて、リーズはどのようなスタートを切るのか。ファンならずとも、要注目だ。

(記事/Footmedia)

関連記事(外部サイト)