JFA反町委員長がモンゴル戦日本開催の経緯を説明「希望を受けた」

JFA反町委員長がモンゴル戦日本開催の経緯を説明「希望を受けた」

反町委員長が経緯を説明 [写真]=Getty Images

 10日、日本サッカー協会(JFA)は、3月30日にモンゴルで開催予定となっていたFIFAワールドカップカタール2022アジア2次予選兼AFCアジアカップ中国2023予選のモンゴル代表戦を、新型コロナウイルスの感染状況に対するモンゴルの感染対策を踏まえ、日本のフクダ電子アリーナで、無観客にてモンゴルのホームゲームとして開催することを発表した。同日、JFAの技術委員会が開催され、終了後に反町康治JFA技術委員長がオンライン取材に対応。3月の代表戦の見通しについて言及した。

 日本開催になった経緯について、モンゴル政府として6月末まで国内での国際試合を禁止にしている状況があり、JFAはモンゴルでの試合を想定して準備をしつつ、モンゴル側がどういう意向なのかを待っていたとし、第三国での開催も難しい中、モンゴル側から日本でやりたいという希望を受けて決定に至ったと推測されると説明。フクダ電子アリーナでの開催についてもモンゴル側で選定したとし、反町委員長は「モンゴル側が主幹となるので、どこでやるといくら、というような費用感の相談は受けました。成田に近い、ホテルの値段も(理由に)あるかもしれません。相談に対して話はしましたが、それ以上はノータッチです」と言及した。

 現在は緊急事態宣言下であり、海外からの渡航制限もある状況。反町委員長も「非常に不透明感がある」としつつ、「6月までに2次予選を終えないといけないタスクがあります。どこの国も大変な状況で、モンゴルもタスクを考えた場合に、日本でやることを選択したということです。それに従い、粛々と準備をします。ハードルはありますし、Jリーグも開幕に向けて、様々なニュースが出ていますが、推移を見て考える段階です。ハードルを越えた場合の準備不足は理由にならないので、やるだけです」と、万全の準備をしていく。

 モンゴル代表は25日にタジキスタン代表とのアウェーゲームを戦ってから日本に向かう。「チャーター機を使って移動すると思われる」とモンゴル代表の動きを説明。渡航制限が緩和され、アスリートトラックによる来日が可能となった場合には、2週間の隔離対象から外れる特例となるが、事前に定めた宿泊施設、練習場、試合会場以外での活動や公共交通機関での移動をしない形での試合開催となることも改めて説明された。

 日本での開催にあたり、対戦国のみならず、海外でプレーする日本代表選手についても、難航することが想定される。国際サッカー連盟(FIFA)は、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、インターナショナルマッチデーでの各クラブから代表への選手派遣について、入国・帰国後の一定期間の隔離義務を求められた場合の招集義務免除の特例を4月まで延長したためだ。
反町委員長は「難しい情勢であることは間違いない」と認め、「国によって日本をリスク国としているか、それは州や市の単位でも異なります。我々は欧州にも拠点があるので、情報を集めてほしいと話しています。(U―24代表含め)2つのカテゴリーが活動するので、臨機応変に対応するしかないと考えています」と、海外組招集も不透明であるとコメントした。

 モンゴルだけでなく、25日に対戦するミャンマーも軍事クーデターがあり、政情不安という状況だが、「政治的な事情については、難しい状況と思っています。ただ、(ミャンマー協会と)連絡は取れていますし、その中でサッカーのみならず、スポーツの果たす立ち位置は理解していただいています。情報、状況はしっかり得ています」と、コミュニケーションができていることを強調している。仮に3月での試合開催ができない場合は6月に2次予選4試合をすることになるが、日本はホーム3試合とアウェーのモンゴル戦を残している状況。セントラル開催はAFCで話に上がっていないとし、「3月に2試合を消化し、最終予選への切符を得たい気持ちはもちろん強い」としつつ、「感染拡大前にアウェーゲームを消化していたのはよかったと今、改めて思いますね」と話している。

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