【浦和vsFC東京プレビュー】通算対戦成績は浦和がリード…昨季はFC東京が“ダブル”達成でジンクス破る

【浦和vsFC東京プレビュー】通算対戦成績は浦和がリード…昨季はFC東京が“ダブル”達成でジンクス破る

[写真]=鈴木颯太朗、三浦彩乃

■浦和レッズ 新体制初白星でチームに漂う暗い雰囲気を払拭したい



【プラス材料】
 昨季“ダブル”を喫したとはいえ、それまでリーグ戦は2013年を最後に負けがなく、本拠地『埼玉スタジアム2002』では2003年に敗れたのが最後だったことからも、根本的な相性は悪くない。そのFC東京を相手に、2021年の好スタートを切りたい。

 今季はリカルド・ロドリゲス監督が就任し、昨季までよりもマイボールを軸にプレーを組み立てている。そうした戦術に親和性が高い、若手を中心とした獲得選手、昨季から所属する選手も揃う。沖縄キャンプの対外試合で2年目のMF武田英寿が4試合・5得点の結果を残すなど、その効果は見え始めている。

 また、今季からMF阿部勇樹が4年ぶりの主将に就任。浦和レッズユースから流通経済大学を経て加わったMF伊藤敦樹には、開幕デビューの期待が高まっている。そうしたベテランと若手の融合が垣間見える開幕戦になりそうだ。

【マイナス材料】
 ロドリゲス新監督の就任から積み上げを図っているが、約3年間ボール保持率の低いサッカーをしたところからの転換は容易ではないだろう。DF槙野智章も「最初からすべてがうまくいくとは思っていない」と話す。初の公式戦で機能不全に陥る可能性は十分にある。

 また、1月18日の始動後にDF橋岡大樹のベルギー移籍、FWレオナルドの離脱と中国移籍、MF柏木陽介とFW杉本健勇の規律違反と、チームにはマイナスのニュースが飛び交った。杉本は復帰したものの、柏木は移籍に向かうことでクラブと合意。周囲に大きな“雑音”があったのは事実だ。

 FW興梠慎三は昨季最終戦の負傷からよくてもベンチ入りまでと予想され、DFトーマス・デンも別メニューが続きセンターバックの層にも不安がある。すべてが悪い方向に出れば、厳しい結果が待っているだろう。

文:totoONE編集部

■FC東京 チームの中核を担うブラジル人選手のコンディションが気がかり



【プラス材料】
 2020シーズンをJリーグYBCルヴァンカップの優勝で締めくくり、名実ともにリーグチャンピオンを目指すシーズンをスタートさせた。長谷川健太監督が指揮を執る4年目は、さらなる積み上げを主眼に置く一年となる。堅守速攻のスタイルに大きな変化はなく、その継続性は開幕戦を迎えるにあたってのアドバンテージと言えるだろう。

 開幕前は「攻撃に人数をかけ、連動やコンビネーションでゴールを奪う(長谷川監督)」ための準備を重ねてきた。その中でも新加入のMF青木拓矢、MF渡邊凌磨が早々にチームにフィット。結果に直結する活躍に期待がかかる。

 また、オフに肩の再手術に臨んだFW永井謙佑も順調に回復。ベンチ入りが可能な状態までコンディションを高めていることも明るい材料だ。

【マイナス材料】
 チームは1月25日に始動。翌日から約3週間にわたって沖縄キャンプを行ったが、準備期間の少なさは気がかりなところ。長谷川監督も「通常は6週間の準備期間をとるが、今季は5週で迎える」と明かしている。

 この期間、練習試合4試合を実施。キャンプ序盤の2試合(vsジェフユナイテッド千葉、vs京都サンガF.C.)はふがいない敗戦に終わった。その後のJ1クラブとの対戦(完全非公開)では「内容も結果も伴うものになってきた。ゲーム感覚も取り戻している」とMF安部柊斗は振り返るが、実戦経験の少なさは否めないところだろう。

 新型コロナウイルス感染拡大防止のための入国制限を受け、外国籍選手の合流が遅れたことも不安材料だ。DFジョアン・オマリだけでなく、チームの核となる前線のブラジル選手たちもまだ万全のコンディションではない。

文:totoONE編集部

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