親善試合だからこそのトライ…吉田麻也が語る韓国戦「本番や最終予選ではできないこと」

親善試合だからこそのトライ…吉田麻也が語る韓国戦「本番や最終予選ではできないこと」

韓国戦に出場した吉田 [写真]=兼子愼一郎

 28日、日本代表DF吉田麻也(サンプドリア)がオンラインでの取材に応じた。

 25日に行われた国際親善試合・韓国戦にフル出場を果たした吉田は、3ー0での勝利に貢献。同試合の内容については、以下のように語った。

「相手陣内でのファールもありましたが、相手の中盤、特に5番の選手はかなり嫌がっていて、立ち上がりからそこに厳しく行く指示は出ていました。ただ、自陣のゴールに近い位置でのファールも多くて、特にサイド(でのファール)は気になることもあり改善しないといけません。とはいえ、この試合に関しては腰が引けたプレーをするより良かったと、ポジティブに僕は捉えています」

「前半の終わりに関しては(日本の)ロングボールも増え、ハーフタイムにはもっと繋げるのではないかとトライしようと話し合いました。親善試合だし点差が開いたこともあったので、意図的に取り組んだ部分は正直あります。(W杯)本番や最終予選ではできないことだろうし、今それ(セーフティーなプレー)をやってしまうと成長はないと思うので。ただ単純にクリアして2次、3次攻撃を受けるのか、中盤の選手が時間を稼いでFWの選手に競らせてセカンドボールを拾えるのか、それで疲労度は全く違います」

 また、チームのキャプテンを務める吉田は、久しぶりにJリーグからも多く選出された今回のメンバーについて以下のような印象を口にした。

「(国内組は)技術、フィジカル、メンタルもしっかりしている選手が多い印象。20代後半の選手が多くJリーグでも長いスパンで結果を出している選手が選ばれているので、地力があるのかなと今回見て思いました。全体としてプレーの強度はかなり高くやれていると思います。韓国戦の次の日、出場しなかった組の練習を見てもそう感じました」

「練習と公式戦は全然違うのでそこの場数を踏む必要はありますが、それはこれからの活躍やアピール次第だと思います。本人たちも若くないと重々理解しているだろうし、今回の合宿に懸けている想いの強さから、良い雰囲気を自分たちで作れているかなと。それはもちろん国外組でも理解している人が多いと思いますし、DFとして練習で大迫(勇也)マッチアップできるのは貴重な機会です。僕はアジアでベスト3に入るFWだと思っていて、そういう選手と対峙するからこそ感じられるものはたくさんあるので、練習の1分1秒を無駄にしたいことが大事だと思います」

 そして、センターバックとしてコンビを組む冨安健洋(ボローニャ)の印象について問われると、吉田は以下のように語った。

「精神的に成熟しているし、落ち着いている印象。もちろん技術に優れフィジカルに恵まれている部分はありますが、それ以上にメンタルが成熟しているのが一つの強みだと思います。若い選手ならコンディションや精神的な浮き沈みなど多少の波があると思いますが、そういった心配がないところが彼のすごいところだと横でやっていて感じます」

「(W杯に向けて高めるところは)ラインの押し上げなどの細かいディテールですね。強い相手ともっと戦って、難しい試合を乗り越えることがDF陣にとって大事なことになってきます。これはセンターバックだけの問題ではありませんが、積み上げることが長い目で見ての成長に繋がります。いつも言っていますがDFは1試合2試合で評価がガラッと変わるわけではないので、2次予選や最終予選を通して、強固なものを本大会に向けて作り上げることが大事だと思います」

 吉田がチームを統率する日本代表は、30日にW杯アジア2次予選モンゴル戦を迎える。

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