世界最高峰の選手を擁するも…元PSGジノラ氏が古巣に警鐘を鳴らす「大変なことになる」

世界最高峰の選手を擁するも…元PSGジノラ氏が古巣に警鐘を鳴らす「大変なことになる」

左からメッシ、エンバペ、ネイマール [写真]=Getty Images

かつてパリ・サンジェルマン(PSG)でもプレーしたダヴィド・ジノラ氏が、同クラブの現状に胸中を明かした。14日、スペイン紙『アス』が伝えている。

 現在55歳のジノラ氏はトゥーロン(現在フランス4部)でプロキャリアをスタートさせると、1992-93シーズンにPSGへ加入した。同クラブ在籍時代の1993年にフランス年間最優秀選手賞を受賞。1995-96シーズンからはプレミアリーグに活躍の舞台を移すと、トッテナム在籍時代の1999年にはFWA年間最優秀賞とPFA年間最優秀賞を同時受賞する快挙を達成している。

 15日に行われるチャンピオンズリーグ(CL)・ラウンド16ファーストレグ PSG対レアル・マドリード戦を前に、ジノラ氏は「マドリード側は(カリム・)ベンゼマの出場が不透明だけど、チームのキャプテンであり、ドレッシングルームのキーパーソンである彼のコンディションは非常に重要なポイントになる」と披瀝。続けて「PSGは(リオネル・)メッシ、ネイマール、(キリアン・)エンバペ、(アンヘル・)ディ・マリア、(マルコ・)ヴェラッティといった素晴らしい才能を持つ選手たちによって、世界中のどのチームにも勝つことができる。素晴らしい試合になるだろうし、何が起こるかわからない」と自身の見解を示した。

 1993-94シーズンのUEFAカップウィナーズカップ(1999年にヨーロッパリーグと統合され廃止)でレアル・マドリードを2戦合計スコア2-1で下したPSG。当時のチームを振り返ったジノラ氏は「UEFAカップでレアル・マドリードと対戦して勝利したときは、非常に団結力のあるチームだった」と回顧。その一方、莫大な資金を投資して世界最高峰の選手を擁する現在のチームについては「(今の)PSGは、私たちのように80年代のチームと対戦することができるのだろうか? 世界中の才能ある選手を集めても、彼らが団結してプレーしなければ、勝つことはできない。常に自分たちが何をしなければならないかを知っているチームが相手の場合、たとえ世界最高の選手を擁しているPSGでも負けることはある。タイトルを獲りたいのであれば、(マウリシオ・)ポチェッティーノは、チームを団結させることが必要。このままでは大変なことになる」と古巣の行く末に警鐘を鳴らした。

 最後に、同クラブに所属するフランス代表FWキリアン・エンバペについて、ジノラ氏は「キリアン・エンバペには障壁がなく、やろうと思えば何でも実現できる。PSGに残るにしても、レアル・マドリードやバルサ、イングランドのクラブに行ったとしても彼のクオリティなら、いつでも違いを生み出せる」と絶賛。さらに「これだけの才能を持っている彼があと、身につけることができる最大の資質は意志。それに優れた才能が組み合わされれば、どこにでも行けるだろう。エンバペには世界最高の選手になるためのスキルがある。それは間違いない」と太鼓判を押した。

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