トップ5はスター選手揃い…現在MLSで最も稼いでいるのは誰?

トップ5はスター選手揃い…現在MLSで最も稼いでいるのは誰?

現在MLSで活躍するスター選手たち [写真]=Getty Images

2022年のメジャーリーグ・サッカー(MLS)が2月末に幕を開けた。1996年にスタートし、今年で27シーズン目となるMLS。開幕前には横浜F・マリノスからブラジル人DFチアゴ・マルチンスがニューヨーク・シティに移籍した他、スイス代表MFジェルダン・シャチリ(シカゴ・ファイヤー)、元ブラジル代表FWドウグラス・コスタ(ロサンゼルス・ギャラクシー)などを加えて話題となった。また今年の夏にはナポリのイタリア代表FWロレンツォ・インシーニェが、トロントFCへフリートランスファーで加わることも決まっている。

 デイヴィッド・ベッカム、ティエリ・アンリ、ダビド・ビジャ、ロビー・キーン、スティーヴン・ジェラードやラファエル・マルケス…。過去にも錚々たるスター選手がキャリアの終盤にひと花咲かせてきたMLSは、高額な給与も魅力の一つだと言われている。

 現在MLSで活躍するスター選手たちはどれほど稼いでいるのだろうか。スポーツメディア『Sportskeeda』はMLSでプレーをする選手の中で、最も年俸が高い5選手を紹介。金額は2021年9月のMLS選手会による公表に基づいている。

※日本円は3月7日時点のレートで換算
[写真]=Getty Images

■5位:ルイス・アラウージョ(アトランタ・ユナイテッド)



 5位にランクインしたのは25歳のブラジル人FWルイス・アラウージョ。サン・パウロでU-20コパ・リベルタドーレスを制したアラウージョは、21歳の時に当時マルセロ・ビエルサ氏が率いていたリールへ移籍。4年間で公式戦136試合に出場して18得点をマーク。2020-21にクリストフ・ガルティエ氏の下でリーグ制覇を果たすと、シーズン終了後に推定1200万ドル(約13億7850万円)の移籍金でアトランタ・ユナイテッドに加入。シーズン途中の加入だったが、リーグ戦15試合に出場して4得点3アシストと存在感を発揮した。

 2021年9月に公表された年棒は基本給「360万ドル(約4億1360万円)」を含めて「394万ドル(約4億5270万円)」のアラウージョ。今季は2月27日の開幕戦スポーティング・カンザス・シティ戦で先制点を決めたが、ハムストリング負傷。1カ月ほど離脱する見込みだと報じられている。

■4位:アレハンドロ・ポスエロ(トロントFC)



 MLSの舞台が肌に合っていたようだ。スペインのセビージャ出身で、地元クラブのベティスでキャリアをスタートさせたアレハンドロ・ポスエロ。2013年にミカエル・ラウドルップ氏が率いるスウォンジーに3年契約で加入も、シーズン後半は負傷でピッチに立つことができなかった。1年でウェールズを離れ、ラージョ・バジェカーノに移籍したが、出場機会に恵まれず。2015年夏にベルギーのヘンクと契約。2019年3月にトロントFCへ移籍するまでの間に、公式戦177試合に出場して25得点60アシストを記録。クラブのキャプテンも務め、ヨーロッパリーグでも結果を残した。

 カナダに渡るとすぐに本領を発揮したポスエロ。1年目にMLSのベストイレブンに選ばれると、翌年はリーグMVPに輝いた。昨年の基本給は「380万ドル(約4億3660万円)」で、保証支払額は「469万ドル(約5億3890万円)」。不満は「寒さだけ」と語る30歳のスペイン人MFは、北米の地で輝きを放ち続けている。

■3位:ゴンサロ・イグアイン(インテル・マイアミFC)



 現時点でMLSの所属する選手の中で、最も知名度が高い選手の一人は、元アルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインだろう。2007年にリーベル・プレートからレアル・マドリードに移籍して以降、ナポリ、ユヴェントス、ミラン、チェルシーとビッグクラブを渡り歩いたイグアイン。2014年ワールドカップで準優勝に貢献し、2015-16シーズンのセリエA得点王に輝いた大物選手が2020年夏に合流したのは、元イングランド代表MFデイヴィッド・ベッカム氏がオーナーを務めるインテル・マイアミだった。

「510万ドル(約5億8600万円)」の基本給を含め、年間「579万ドル(約6億6530万円)」を稼ぐイグアインは、昨年のMLSでチーム最多の12得点をマーク。しかし自身もスーパースターだったオーナーには物足りない数字だったようだ。今シーズン開幕前、ベッカム氏はイグアインを「素晴らしい選手で最高のプロフェッショナル」と絶賛した一方で、「彼との関係は常に良好だよ。でも、もっとゴールを決めてくれたらさらに良い関係になれるだろうね」とジョーク交じりに鼓舞していた。

■2位:ハビエル・エルナンデス(ロサンゼルス・ギャラクシー)



 基本給「600万ドル(約6億8940万円)」は全選手の中で最高額だが、総合的な年棒で同胞のカルロス・ベラに敗れたのは、“チチャリート”の愛称で親しまれるハビエル・エルナンデスだ。メキシコ代表の歴代最多スコアラーとして名を刻むJ・エルナンデス。マンチェスター・U、レアル・マドリード、レヴァークーゼン、ウェストハム、セビージャと欧州5大リーグのクラブを渡り歩いた末、2020年1月にロサンゼルス・ギャラクシーに加入した。

 昨シーズンは21試合で17得点をマークし、得点ランクで3位タイに入ったエルナンデス。今季も開幕戦でニューヨーク・シティを相手に決勝点を決め、幸先の良いスタートを切っている。2019年9月の親善試合アメリカ戦を最後に「エル・トリ」から遠ざかっているが、「(代表でのプレーは)もう終わり」と明言したベラとは違い、代表引退を決断したわけではないという。6月には34歳の誕生日を迎えるが、まだキャリアの終盤には近づいていないようだ。

■1位:カルロス・ベラ(ロサンゼルスFC)



 メキシコ代表で長年にわたって共にプレーをした“チチャリート”を破り、年棒ランキングで1位に立ったのはカルロス・ベラだ。基本給「450万ドル(約5億1700万円)」はエルナンデスとイグアインに続く3位だが、ボーナス等を含めた支払額「630万ドル(約7億2390万円)」は現MLS所属選手の中でトップだという。2005年のU-17ワールドカップで得点王となり、メキシコ代表の優勝に貢献した数カ月後、アーセナルと契約を交わしたベラ。2011年から7年半もレアル・ソシエダで活躍し、2012年と2014年にはクラブの年間最優秀選手に選ばれた。

 2018年1月にロサンゼルスFCに加入し、これまで101試合に出場して70ゴール30アシスト。2019年にはMLSの得点王と年間MVPに輝いている。グアダラハラの下部組織で共に育ったJ・エルナンデスは2020年から同じ市内のライバルチームに所属しているが、互いの負傷状況により、まだ一度も直接対決が実現していない。昨季のウェスタンカンファレンスでは、勝ち点3差でLAギャラクシーが8位、ロサンゼルスFCが9位に終わった。高給取りの両選手はチームを上位に浮上させる責任があるだろう。今季最初のLAダービーは4月9日に控えている。

(記事/Footmedia)

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