【ACLグループF展望|大邸FC】主力に故障が相次ぐ厳しい状況。頼みは新加入のブラジル人FWか

【ACLグループF展望|大邸FC】主力に故障が相次ぐ厳しい状況。頼みは新加入のブラジル人FWか

※写真は昨季のもの  [写真]=Getty Images

守備面や負傷者など不安材料は少なくない
■試合日程(日本時間)
4月15日(金) 20:00 対 山東泰山
4月18日(月) 20:00 対 ライオン・シティ・セーラーズ
4月21日(木) 23:00 対 浦和レッズ
4月24日(日) 20:00 対 浦和レッズ
4月27日(水) 23:00 対 山東泰山
4月30日(土) 20:00 対 ライオン・シティ・セーラーズ

 昨季はAFCチャンピオンズリーグで初の決勝トーナメント進出を果たし、Kリーグ1(1部)を過去最高の3位で終えた大邱FC。今年3月のプレーオフではブリーラム・ユナイテッドをPK戦の末に下し、2年連続3度目のACL出場を決めた。

 ただ、ブラジル出身のアレシャンドレ・ガマ監督を新たに迎えた今季は、序盤から不振に陥った。リーグ戦9試合を終えて2勝2分け5敗と12チーム中10位に沈み、直近4試合も1分け3敗と勝利から遠ざかっている。

 低迷が続く最大の要因は、不安定な守備陣にある。15失点はワースト2位の数字。失点の多さは昨季も指摘された課題で、今冬には元徳島ヴォルティス、京都サンガF.C.のベテランGKオ・スンフン、韓国代表左サイドバックのDFホン・チョルなど即戦力を獲得したが、改善には至っていない。

 もう一つの要因は負傷者の続出で、とくに絶対的エースのブラジル人FWセシーニャは筋肉負傷で直近3試合を欠場。ACLには間に合う見込みとされるも、万全な状態とは言いがたい。6年間モンテネグロでプレーした異色の経歴を持つ新加入の日本人MF鈴木圭太も直近まで負傷離脱し、ACLで復帰予定とされている。

 加えて、前回大会で川崎フロンターレや名古屋グランパスを相手に得点したブラジル人FWエジガルが、プレーオフで左アキレス腱を断裂。今季絶望となったことで契約解除となり、貴重な得点源を一人失ってしまった。

 グループ突破に向けては浦和レッズとの2連戦が山場となる。過去のACLでサンフレッチェ広島、川崎、名古屋と対戦した大邱FCは、日本勢に5戦全敗。Kリーグ通算得点3位のFWキム・シンウク擁するライオン・シティ・セーラーズも侮れないだけに、浦和との2連戦で最低でも勝ち点1は確保したい。

 今年がクラブ創設20周年のメモリアルイヤーということもあり、「歴代最高の成績を残したい」とキャプテンのDFキム・ジンヒョクは意気込む。ただ、2年連続の決勝トーナメント進出を目指す大邱FCに厳しい戦いが待ち受けていることは間違いなさそうだ。

【KEY PLAYER】FW 19 ゼカ
 エジガル退団を受けて3月下旬に緊急加入した同郷ブラジル出身の25歳で、身長192センチの体格を生かした空中戦に強みを持つ。ボールキープやテクニックにも優れるとの評価で、連係面でも期待を寄せられている。

 とはいえ、大邱FCに加入してからはリーグ戦2試合に出場したのみで、その実力は未知数。セシーニャなど主力のコンディションが万全でない以上、中2日の連戦でゼカがどれだけチームにフィットできるかが、大邱FCの突破の命運を握る。

文=ピッチコミュニケーションズ

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