松本の主将・前貴之、3年半ぶりの山口復帰が決定「アルウィンの雰囲気、景色を決して忘れません」

松本の主将・前貴之、3年半ぶりの山口復帰が決定「アルウィンの雰囲気、景色を決して忘れません」

前貴之が山口へ完全移籍(画像は2021シーズン) [写真]=鈴木颯太朗

レノファ山口FCは11日、松本山雅FCからDF前貴之が完全移籍で加入することを発表した。

 前は1993年9月16日生まれの現在28歳。北海道コンサドーレ札幌のU−12、U−15、U−18と着実に歩みを進めてきた。U−18時代の2011年にはトップチームに2種登録され、9月にJリーグ初出場を記録。翌年にトップチームへ昇格した。札幌ではルーキーイヤーの2012シーズンこそJ1リーグで15試合に出場したものの、その後は安定した出場機会を得られず。2014年8月にはカターレ富山へと期限付き移籍した。富山では主力として活躍し、2014年のJ2リーグ後半戦で14試合に出場して3ゴールを記録。翌年から札幌へ復帰し、2シーズンプレーした。

 2017年に山口へと期限付き移籍で加入。明治安田生命J2リーグで24試合に出場し2ゴールを挙げるなど主力として活躍し、シーズン終了後に完全移籍へと移行した。山口では主力として合計3シーズンプレーし、2020年には当時J1王者だった横浜F・マリノスに加入。しかし、前年度の優勝に貢献したDF松原健に加えて、2020年5月にはDF小池龍太が加入。右サイドバックの定位置争いに絡むことができず、同年夏に松本へ期限付き移籍することとなった。

 松本では2020シーズン後半戦の明治安田生命J2リーグで24試合に出場し2ゴールを記録。シーズン終了後に完全移籍へ移行した後も、主力として活躍した。右サイドバック、ボランチ、シャドーなどを幅広くこなすユーティリティ性に加えて、プレー以外の面でもチームに貢献。2021シーズンは副キャプテンを務め、今シーズンからはキャプテンに就任していた。今季の明治安田生命J3リーグでは第19節終了時点で16試合に出場している。

 完全移籍に伴い、前は松本のクラブ公式HPでコメントを発表。「このたび、チームを離れることになりました。突然の報告、チームがここからというタイミング、そしてチームキャプテンという立場でありながらこのような決断になったこと、大変申し訳ありません」と、昇格争い真っ只中の状況で退団することに謝罪の意を伝えつつ、決断の背景やクラブへの感謝を述べている。

「数日間、悩みに悩んだ結果、サッカー選手としてチャレンジしまだまだ成長していきたいという思いが強くなり、このような決断に至りました。松本で過ごした2年間、結果が出ず苦しいことが多かったかも知れませんが、日々応援してくださるファン・サポーターの皆さんの存在が心強く、これまでやってくることができました。本当に感謝しています。アルウィンの雰囲気、景色を決して忘れません。今まで本当にありがとうございました」

 また、3年半ぶりの復帰が決まった山口のクラブ公式HPでは「このたび、レノファ山口FCに加入することになりました。自分の持っているもの全て出し、チームの力になれるように頑張ります。よろしくお願いします」と意気込みを語った。

 今シーズン、山口は明治安田生命J2リーグ第30節終了時点で勝ち点「32」を獲得。現在は18位につけている。

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