エルチェがアルミロン新監督就任を発表…ラ・リーガ開幕8戦未勝利、最下位からの巻き返しを図る

エルチェは12日、同クラブの新監督としてホルヘ・アルミロン氏を招へいしたことを発表した。

　昨季途中就任ながらラ・リーガ残留に導いたフランシスコ・ロドリゲス前監督の下で、2022－23シーズンを迎えたエルチェ。しかし、開幕節ベティス戦で0－3の完敗を喫すると、その後も浮上のきっかけを掴めずにリーグ戦6試合未勝利と苦境に立たされる。4日に行われた第7節ラージョ・バジェカーノ戦でも敗戦し、エルチェはフランシスコ・ロドリゲス氏の解任を発表。続く第8節マジョルカ戦ではアルベルト・ガジェゴ暫定監督が指揮を取り、1－1の引き分けに終えていた。

　1971年6月19日生まれのアルミロン氏は現在51歳。ドラドス（メキシコ）で指導者キャリアをスタートさせると、母国アルゼンチンのラヌースやサン・ロレンソなどで経験を積み、2020年夏にエルチェの監督に就任した。しかしながら、同シーズンのラ・リーガ第21節終了時点で3勝9分9敗の19位に沈み、辞任していた。

　フランシスコ・ロドリゲス監督解任後、現地メディアでは後任候補としてパコ・ロペス氏などの名前が報じられていた。そんな中で、自身2度目となるエルチェの監督に就任したアルミロン氏。ラ・リーガ第8節終了時点で勝ち点２の最下位に沈んでおり、残留圏とは4ポイント差となっているエルチェを蘇らせることができるのだろうか。

　第2次アルミロン政権の幕開けとなったエルチェは、15日に行われる第9節で『メスタージャ』に乗り込み、バレンシアと対戦する。