ドイツ、コスタリカ撃破で今大会初勝利も…得失点差で及ばず2大会連続で決勝T進出を逃す

ドイツ、コスタリカ撃破で今大会初勝利も…得失点差で及ばず2大会連続で決勝T進出を逃す

独2大会連続で決勝T進出逃す

ドイツ、コスタリカ撃破で今大会初勝利も…得失点差で及ばず2大会連続で決勝T進出を逃す

途中出場から2得点を挙げたカイ・ハフェルツ [写真]=Getty Images

FIFAワールドカップカタール2022・グループE最終節(第3節)が12月1日に行われ、コスタリカ代表ドイツ代表が対戦した。

 ここまで1勝1敗の勝ち点「3」でグループEの3位に付けているコスタリカ代表。この試合に勝利すれば無条件で決勝トーナメント進出が決まり、引き分けでも同時刻開催の日本代表vsスペイン代表の結果次第ではグループを通過する可能性がある。対して、初戦で日本代表に金星を献上したドイツ代表は、第2節でスペイン代表と引き分け、現在の順位は勝ち点「1」の最下位。決勝トーナメント進出にはこの試合での勝利が絶対条件となっている。

 ドイツ代表はスペイン代表と引き分けた前節からスタメンを1人変更。ジョシュア・キミッヒが右サイドバック(SB)に入り、レオン・ゴレツカとイルカイ・ギュンドアンがボランチを形成。最前線にはトーマス・ミュラーを起用した。また、レロイ・サネが今大会初先発を飾っている。対するコスタリカ代表は日本代表を破った前節からスタメンを3人変更。守護神ケイラー・ナバスや”攻撃のキーマン”ジョエル・キャンベルは順当に先発に名を連ねている。

 試合は序盤からドイツ代表が主導権を握る。小気味良いボール回しでコスタリカ代表を押し込み、2列目のジャマル・ムシアラやセルジュ・ニャブリ積極的な仕掛けを見せボックス内への侵入を試みる。2分には左に流れたムシアラが縦パスを引き出すと、カットインから右足を一閃。シュートは枠を捉えたが、GKナバスが鋭い反応で防いだ。9分には右からのクロスにゴール前でフリーになったミュラーが頭で合わせたが、シュートは枠の右へ外れた。

 10分に早くもドイツ代表がスコアを動かす。左サイドの敵陣深くでムシアラのスルーパスを引き出したダヴィド・ラウムが左足で鋭いクロスをゴール前に供給。ボックス中央でフリーになったニャブリがヘディングでゴール右隅に流し込みネットを揺らした。攻勢を強めるドイツ代表は直後にも決定機。ボックス右角付近からのクロスにゴレツカが頭で合わせたが、GKナバスのセーブに阻まれ追加点とはならなかった。

 前線のニャブリ、ムシアラ、サネが流動的に動きながら巧みな連携プレーでコスタリカ代表を押し込むドイツ代表。幾度となく敵陣ボックス内に侵入しチャンスを作るが、相手DFの粘り強い対応に阻まれ追加点を奪うまでには至らず。40分にはボックス内でボールを受けたニャブリが巧みな反転から右足を振り抜いたが、シュートは惜しくも枠の右に外れた。

 42分にはコスタリカ代表に決定機。後方からのロングボールが相手DFラインの背後に抜けると、アントニオ・リュディガーとの競り合いを制したケイセル・フレールがボックス内に侵入し右足を振り抜いたが、シュートはGKマノエル・ノイアーのセーブに阻まれた。前半はこのままドイツ代表の1点リードで折り返した。

 後半はコスタリカ代表が積極的な入りを見せる。58分、カウンターの流れからキャンベルがボックス右にスルーパスを供給。味方の折り返しをケンドール・ワストンがダイビングヘッドで合わせる。シュートはGKノイアーに阻まれたが、こぼれ球をイェルツィン・テヘダが押し込みネットを揺らした。コスタリカ代表が試合を振り出しに戻した。

 ドイツ代表はすぐさま反撃。61分、ボックス内に侵入したムシアラが左足を振り抜くもシュートは惜しくもポスト直撃。さらにその直後にはキミッヒの右位からのクロスにゴール前でリュディガーが合わせたが、こちらもポストをかすめ枠の右へ外れた。67分にはムシアラのシュートが再びポストに嫌われた。

 すると70分、コスタリカ代表が逆転に成功する。敵陣中央の左サイドでFKを獲得すると、キッカーのキャンベルが高い弾道のボールをゴール前へ供給。ケンドール・ワストンが頭で折り返しをゴール前でオスカル・ドゥアルテが合わせ、混戦から最後はファン・パブロ・バルガスにボールが当たってゴールに吸い込まれた。

 しかし直後の73分、ボックス内でこぼれ球を拾ったニクラス・フュルクルクが頭でフリックすると、これに反応した途中出場のカイ・ハフェルツがGKとの一対一を制しゴールネットを揺らした。ドイツ代表がすぐさま同点に追いつく。その直後の75分にはカウンターの流れからフュルクルクに決定機が訪れたが、シュートはGKナバスのスーパーセーブに阻まれた。

 85分、敵陣右サイド深い位置でボールをキープしたニャブリがゴール前に鋭いクロスを供給。このボールをファーサイドに走り込んだハフェルツが左足で冷静に流し込みゴールネットを揺らした。ドイツ代表が怒涛の攻撃で勝ち越しに成功する。さらに89分、キミッヒの絶妙な浮き玉パスに向け出したサネが胸でゴール前に折り返すと、最後はフュルクルクが押し込み点差を2点に広げた。

 ドイツ代表はその後も猛攻を仕掛けるが追加点を奪うことはできずに試合は終了。ドイツ代表は4-2で勝利を収めたが、同時刻開催の一戦で日本代表がスペイン代表に勝利したため、グループ2位以内に入ることが出来ず。2大会連続で決勝トーナメント進出を逃す結果となった。また、コスタリカ代表もグループリーグ敗退が決定している。 

【スコア】
コスタリカ代表 2-4 ドイツ代表

【得点者】
0-1 10分 セルジュ・ニャブリ(ドイツ代表)
1-1 58分 イェルツィン・テヘダ(コスタリカ代表)
2-1 70分 ファン・パブロ・バルガス(コスタリカ代表)
2-2 73分 カイ・ハフェルツ(ドイツ代表)
2-3 85分 カイ・ハフェルツ(ドイツ代表)
2-4 89分 ニクラス・フュルクルク(ドイツ代表)

【スタメン】
コスタリカ代表(5-4-1)
GK:ナバス
DF:バルガス、フレール(74分 ベネット)、ドゥアルテ、オビエド(90+3分 コントレラス)、ワストン
MF:ボルヘス、テヘダ(90+3分 ウィルソン)、アギレラ(HT サラス)、キャンベル
FW:ベネガス

ドイツ代表(4-2-3-1)
GK:ノイアー
DF:キミッヒ、ズーレ(90+3分 ギンター)、リュディガー、ラウム(66分 ハフェルツ)
MF:ゴレツカ(HT クロスターマン)、ギュンドアン(55分 フュルクルク)、ニャブリ、ムシアラ、サネ
FW:ミュラー(67分 ゲッツェ)

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