ヴェンゲル氏、敗退ドイツには「競技に集中する心構え」が不足…日本戦で抗議ジェスチャー

ヴェンゲル氏、敗退ドイツには「競技に集中する心構え」が不足…日本戦で抗議ジェスチャー

日本戦前に抗議のジェスチャーをとったドイツ代表 [写真]=Getty Images

かつて名古屋グランパスやアーセナルを率いたアーセン・ヴェンゲル氏が、ドイツ代表のFIFAワールドカップカタール2022敗退に言及。同国代表の敗因は“政治的パフォーマンス”にあると指摘した。4日にイギリスメディア『アスレティック』がコメントを伝えた。

 ドイツ代表はカタールの人権問題に対する意思表示を目的に、多様性を主張する「OneLove」の腕章をゲームキャプテンが着用する予定だった。しかし、国際サッカー連盟(FIFA)は「OneLove」の腕章を巻いた選手に制裁を科すと警告し、運動に参加していた7チームはキャプテンマークの着用を断念した。

 そして、ドイツ代表は11月23日にグループE初戦で日本代表と対戦。キックオフ前の集合写真撮影では、「腕章を付けないということは、声を上げないということと同じ」だとして、先発11人が口に手を当てる抗議のジェスチャーを取った。そんな同試合の結末は周知の通りだ。

 現在FIFAで要職を務めるヴェンゲル氏は、ドイツ代表の敗退について問われると、「ワールドカップに出る以上、初戦で負けるわけにはいかないのは分かっているはずだ。フランスやイングランドのような大会で実績を残してきたチームは、初戦で良いプレーをしていた。政治的なデモではなく、競技に集中する心構えで、精神的に準備ができていたチームだ」と一刀両断した。

 ドイツの複数メディアによると、ドイツ代表の主力7人が日本代表戦前に、抗議活動に関するミーティングを開いた模様。バイエルンのGKマヌエル・ノイアーとMFレオン・ゴレツカが積極的に推し進めた一方、ほかの5選手は消極的だったことが伝えられている。MFイルカイ・ギュンドアン(マンチェスター・C/イングランド)やDFアントニオ・リュディガー(レアル・マドリード/スペイン)は抗議活動よりもサッカーに集中したいと考えていたようだが、“同調圧力”が働いてあのジェスチャーを行うことに決まったようだ。

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