内田篤人&岩渕真奈、国立競技場で2000人の子どもたちと交流「親として見本であるように」

内田篤人&岩渕真奈、国立競技場で2000人の子どもたちと交流「親として見本であるように」

参加した子どもとハイタッチする内田 [写真]=JFA

JFAユニクロサッカーキッズが29日に国立競技場で行われ、午前の部と午後の部、計2000名近くの子どもたちが、ピッチでサッカーを中心に体を動かした。

 同イベントは2003年からスタートし、全国各地のスタジアムなどで定期的に開催されている。国立競技場での今回は同イベントキャプテンを2021年から務める元日本代表の内田篤人さんに加え、元なでしこジャパンの岩渕真奈さん、EXILE TETSUYAさんも参加し、子どもたちと交流した。

 休みなく子どもたちと交流した内田さんは、「純粋な気持ちでボールを追いかけているみんなの目を見ると、僕がサッカーをやり始めた時期と重なって、昔は思い出しながら楽しく経験させてもらってます。子どもたちと一緒にボールを追いかけて、芝生の上でできるだけでもすごいですけど、国立競技場や全国各地で素晴らしい会場でやれるので、僕も非常に楽しみしています。Jリーグでもプレーしたスタジアムでできるので、非常に懐かしくサッカーをしています」と活動を振り返り、「将来日の丸を背負って、日本代表、Jリーガーになってという子どもたちがいれば、すごく嬉しいですけど、まずはサッカーを通じて体動かすことの素晴らしさを感じてもらい、今回のように集団で行動することの大切さは社会に出ることの第一歩だと思っているので、そういうところもサッカーから学んでくれればと思います」と、JFAユニクロサッカーキッズの意義を改めて説いた。

 自身は3人目の子どもが今年誕生したが、「子どもができてから、こういった集まる子どもたちも少しでも笑顔で帰ってほしいと思いますし、ケガなくイベントに参加できてもらえれば一番です。何より親として、見本であるようなキャプテンでいられるように続けていきたいと思います」と、父親としての思いも重ねている。

 今年現役を引退し、JFAユニクロサッカーキッズは初参加となった岩渕さんは今回をはじめ、サッカースクールでの活動も積極的に参加している。「サッカーの裾野を広げる活動なので、まず楽しくボールを蹴ってもらおうと意識をしていいます。これからサッカーを始めますと言ってくれる子もいて、ものすごく価値がある活動だと思っているので、今後も機会があったら積極的に参加したいと思っています」と話し、「どんな選手に憧れてもいいので、女の子たちが女子サッカーを目指す環境に日本もなっていければと思っています」と続けている。

 TETSUYAさんはJFA(日本サッカー協会)が昨年開発した『クラッキ!ダンス』を監修。全身のウォーミングアップになるオリジナルダンスで、今回のイベントでも子どもたちや内田さん、岩渕さんとともに踊ったが、「子どもたちと一緒に踊れる機会を、ここ何年かでたくさん作らせていただいきましたが、こんなにたくさんの子供たちと踊ることはなかなかなく、しかもサッカーキッズたちとできたので、すごく嬉しかったです」と喜んでいる。

 EXILEも所属する事務所のLDHはダンススクールを展開するなど、子どもたちの育成や体を動かす楽しさを伝える活動も積極的に行っているが、「体を動かせば心も動くし、健康になれることはもちろんですけど、そこに音楽があったり、例えばボールがあったりとかすると、すごくいろいろな効果が生まれて新しい何かを発見できる」と、体を動かす魅力に言及。「僕が語るのはおこがましいですが」と前置きしつつ、「例えば野球やサッカーは大きな組織で育成のシステムが素晴らしく、いつも僕はそこから学ばせていただいていて、ダンス業界に落とし込みたいと思っています。こういったシステムがちゃんとしているから、一流の選手が海外でも活躍し、日本代表としても現在のような成績を収めていると目の当たりにできているので、早くダンス業界もそうなってほしいと思っています」と、育成の仕組みなどを参考にしていることを明かしている。

 また、JFAの宮本恒靖専務理事は、JFAユニクロサッカーキッズの意義について、「サッカー面だけを考えれば、元日本代表選手がロールモデルになってやっていくことはすごくいいことだと思います。でも、サッカー以外にも芝生で転げまわったり、飛び跳ねられるマットといった体を動かせる場所を設けてもらいました。スポーツ以外でも自分の表現の場所があっていいと思いますし、そういった総合的な場所にしていきたいです」と、サッカーだけでなく、体を動かし、健康的な生活を送るための入り口としてのきっかけ作りをJFAとして、アプローチしていきたいと話す。

 そこからサッカー選手が将来誕生する可能性にもつながるが、「我々もダブルピラミッドをうたっている中で、エリートのピラミッドと、エンジョイのピラミッドもしっかりとできる環境でや設備などを数十年かけて作っていくべきだと思っています」と、生涯サッカーを楽しめる環境作りも大切なテーマとして掲げている。

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