帝京が國學院久我山を撃破、前回全国準V校が都大会1回戦で姿消す/選手権

帝京が國學院久我山を撃破、前回全国準V校が都大会1回戦で姿消す/選手権

中瀬が挙げた1点を守り切った帝京が勝利した [写真]=平柳麻衣

 帝京高校が昨冬の全国ファイナリストを撃破した。10日、平成28年度第95回全国高等学校サッカー選手権大会 東京都大会2次予選の1回戦が各地で開催。昨年度全国準優勝の國學院久我山高校と帝京が対戦した。

 奇しくも、昨年度の東京都大会Bブロック決勝と同カードが1回戦で実現した。当時の対戦では、國學院久我山が0−0で迎えたPK戦を6−5で制し、3年連続の選手権出場を果たしている。

 立ち上がりは緊張からか、選手たちの動きに硬さが見られる國學院久我山に対し、帝京が球際の強さを発揮して試合を優位に進めていく。19分、右サイドでのスローインから中央へハイボールが上がると、中瀬大夢が左足でダイレクトシュートを放つもミートせず。35分には、左サイドで得たFKのクリアボールを菅原光義がシュートしたが、相手GKがキャッチ。國學院久我山の決定機は39分、右サイドから澁谷雅也が低いクロスを送ると、一度はクリアされるも、再び拾った澁谷が中央へ折り返す。走りこんだ金田直輝が蹴り込んだが、シュートはバーを直撃。両チームスコアレスのまま前半を折り返した。

 後半に入ると、52分に試合が動く。カウンターから帝京FW小田楓大がドリブルで駆け上がり、左サイドを走る遠藤巧へパス。低いクロスは相手DFに当たって中央に流れ、後ろから走り込んだ中瀬が押し込み、帝京が先制する。ビハインドとなった國學院久我山は68分、澁谷が右サイドから送った速いクロスボールに対し、ゴール前に4人が詰めたが、帝京GK和田侑大の好セーブに遭い、得点には至らない。

 終盤に差し掛かると、帝京が敵陣の深い位置でボールをキープするなど勝利への執念を見せ、タイムアップ。1−0で激戦を制した帝京が2回戦へ駒を進めた。

 帝京の日比威監督は試合後、「キック&ラッシュに近くて、つまらない試合だったと思われるかもしれないけど、久我山のポゼッションサッカーを打ち消せた。相手に勝るものが帝京にはあった」とコメント。一方、1回戦で姿を消すこととなった國學院久我山の清水恭孝監督は、「勇気を持って戦うことができず、守るものを守ってしまった」と、昨年度の好成績によるプレッシャーを乗り越えられなかったことを敗因に挙げた。

 昨年、あと一歩のところで全国切符を阻まれたライバル校を倒した帝京の2回戦の相手は、1回戦で暁星高校を5−1で下した修徳高校。日比監督は「一発勝負の戦い方は修徳の方が知っている」と気を引き締める。名門復活へ、過去6度の選手権優勝を誇る帝京は、7年ぶり35回目の出場を目指して突き進む。

【スコア】
國學院久我山 0−1 帝京

【得点者】
52分 0−1 中瀬大夢(帝京)

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