槙野欠場の浦和、終盤一挙3得点でFC東京に逆転勝利 ステージ単独首位へ浮上

槙野欠場の浦和、終盤一挙3得点でFC東京に逆転勝利 ステージ単独首位へ浮上

李忠成(中央)のヘディングなど、終盤に3ゴールが生まれた浦和が逆転勝ち [写真]=清原茂樹

 2016明治安田生命J1リーグ・セカンドステージ第12節が17日に行われ、FC東京と浦和レッズが対戦した。

 ステージで首位川崎フロンターレと勝ち点で並ぶ浦和は8月末に2連敗と調子を落としていたが、前節のサガン鳥栖戦は完封勝利。この流れに乗って過去5試合で4勝と相性のいいFC東京に勝利したい一戦になる。そのFC東京は前節、8連敗中の湘南ベルマーレを相手に3−0と快勝し、公式戦5試合負け無しと好調を維持している。2016 YBCルヴァンカップ準決勝の前哨戦ともいえる対戦カードとなった。

 FC東京はGK秋元陽太、DF室屋成、MF橋本拳人、中島翔哉、FW前田遼一らが先発。一方の浦和はJ1通算350試合目の出場となるGK西川周作がゴールマウスを守る。そのほかDF森脇良太、MF柏木陽介、FW武藤雄樹、ズラタンらがスタメン出場。9月の代表戦をハムストリングの肉離れで離脱したDF槙野智章はベンチ外となっている。

 7分、FC東京はエリア手前でボールを受けた橋本がディフェンスの頭を超える柔らかいパスを出す。これに反応し抜け出した前田がGK西川と1対1の局面を迎えたが、シュートは空振りで先制のチャンスを生かせない。一方の浦和は24分、GK西川のロングボールを、ディフェンス陣の裏に抜け出した武藤がトラップ。シュートがブロックされると、こぼれ球をズラタンがエリア右で受けて右足でシュートしたが、サイドネットにかかって得点には至らなかった。

 36分、FC東京は中島が味方とのワンツーでエリア内に進入し、ゴール左隅に狙いすましたシュートを放ったが、GK西川に弾かれてゴールは決まらない。直後の38分、今度は浦和のMF宇賀神友弥が右足でミドルシュートを試みるが、こちらもGK秋元にセーブされた。前半はスコアレスで終了する。

 浦和が後半開始から高木俊幸に代えて李忠成を投入し、先制点を取りに来る。ところが開始早々にチャンスを迎えたのはFC東京だった。梶山陽平の鋭いスルーパスに走り込んだ中島がエリア内に進入。DF那須大亮と接触して中島が倒れ込むと、主審はPKを宣告する。これを森重真人が真ん中に豪快なキックを蹴り込んで先制に成功した。

 浦和は51分、カウンターで左サイドを駆け上がった武藤がエリア内にパスを送り、これを受けた関根貴大がディフェンスに囲まれながらも粘ってシュートを放った。GK秋元の正面だったがキャッチすることができず、こぼれたところを李が狙ったが、秋元が詰めてボールを弾き出す。56分にはエリア手前でボールを受けた柏木がボレーシュートでGK秋元の頭上を狙ったが、今度はバーにあたってネットを揺らすことができない。攻略の糸口が見つからない浦和は64分、興梠慎三を投入する。

 69分、FC東京は前田がボールをキープしてパス。受けた橋本はエリア内にボールを蹴り出し、ディフェンスを振り払ってGK西川と1対1の大チャンスを迎えたが、シュートは西川にセーブされた。一方の浦和も左サイドからのクロスにズラタンがヘディングで合わせたが、クロスバーに阻まれる。跳ね返りに再びズラタンが反応したがシュートを放つことができない。

 なかなか追いつけない浦和だが、ついに試合を降り出しに戻す。左サイドからのクロスに李忠成がディフェンダーと競り合いながら頭で合わせた。低い弾道のボールをゴール左に流し込んで、1−1とする。同選手は今シーズン10得点目。

 この1点を皮切りに、浦和の攻撃力が爆発する。まずは85分、ズラタンが右サイドに抜け出し、ゴール前にシュート性のクロスを上げると、GK秋元が弾いたボールに関根が詰め、最終的に同選手と競り合った東慶悟に当たってオウンゴール。直後の87分には駒井善成の右サイドからのクロスに興梠が頭で合わせて3点目。FC東京を突き放した。

 終盤、一気に突き放した浦和は3−1で勝利。先に試合を終えた川崎が大宮アルディージャに敗れたため、勝ち点3を獲得した浦和はステージ単独首位に浮上している。

 次戦は25日にFC東京がアウェーでガンバ大阪と、浦和がホームでサンフレッチェ広島と対戦する。

【スコア】
FC東京 1−3 浦和レッズ

【得点者】
1−0 48分 森重真人(FC東京)
1−1 77分 李忠成(浦和レッズ)
1−2 85分 オウンゴール(浦和レッズ)
1−3 87分 興梠慎三(浦和レッズ) 

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