【コラム】次戦出場濃厚の長友がレベルアップの必要性を強調「今日の内容ではオーストラリアには勝てない」

【コラム】次戦出場濃厚の長友がレベルアップの必要性を強調「今日の内容ではオーストラリアには勝てない」

イラク戦では出場機会がなかった長友佑都 [写真]=瀬藤尚美

 6日に埼玉スタジアム2002で行われた2018 FIFAワールドカップ ロシア アジア最終予選のイラク戦に2−1で勝利した日本代表。何よりも必要だった勝ち点3を手に入れたものの、試合内容は満足できるものではなかった。イラクのロングボールに苦しめられた日本は全体が間延びし、イラクの素早いパスワークで一気に自陣ゴール前までボールを運ばれてしまう場面も目立った。

 それでも1−1で迎えた後半アディショナルタイム、途中出場したMF山口蛍(セレッソ大阪)が劇的すぎるミドルシュートを決めて勝利。この試合に出場機会がなかったDF長友佑都(インテル)は、山口が出場ピッチへ送り出される直前にアドバイスを送っていた。

「相手がロングボールを多く蹴っていたので、『セカンドボールを拾ってくれ』、『バイタルエリアをケアして、(チームを)助けてやってくれ』と。あとは試合を決めてこい」

 試合後のミックスゾーンでベンチでのやり取りを明かした長友は、「彼がすべて持っていきましたね」と日本代表を救った山口の活躍に目を細めた。

 この試合では出場機会のなかった長友だが、コンディションについては「全然問題ない」と万全の状態であることをアピール。だが、今の日本代表では簡単に出場機会が得られると思っておらず、「サイドバックは二人ともすごく頑張っていたし、コンディションもすごく良い状態。代表はコンディションが良い選手が出て結果を残せばいいので」と話している。

 とはいえ、次戦のオーストラリア戦では彼の出場が確実視されている。この試合で通算2枚目のイエローカードを受けたDF酒井宏樹(マルセイユ)が出場停止となるからだ。それでもインテルに所属するサイドバックは「どうですかね。サイドバックの選手もまだいますし」と首をかしげる。自身の先発を確信できないのには、イラク戦におけるチームのパフォーマンスも影響していた。

「オーストラリアは高さもあるので、そこの対策も必要ですからね。しっかりと準備をしたいです。オーストラリアもロングボールを蹴ってくると思います。今日はイラクも思っていた以上にロングボールを蹴ってきたので。オーストラリアも僕らの今日の試合を見て、分析したら『ロングボールが効いているな』と思うはず。その対策はしていかないと」と警戒心を見せた。そして最後に「今日の試合(内容)では、オーストラリアには勝てない」とさらなるレベルアップの必要性を強調した。

 グループBで最大の難敵と見られていたオーストラリアは2勝1分けでグループ首位に立つ。なかなか日本のパフォーマンスが上がらないだけに、今回の最終予選で初出場が濃厚となった長友の経験とアグレッシブさに寄せられる期待は大きい。

文=河合 拓

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