毎年ケガ人が続出するアーセナル、藁にもすがる思いで芝にすがる

毎年ケガ人が続出するアーセナル、藁にもすがる思いで芝にすがる

トレーニングを行うアーセナルの選手。今年から練習場をハイブリッド芝に貼り替えたという [写真]=Arsenal FC via Getty Images

 毎シーズン、ケガ人の多さに悩まされているアーセナルだが、天然芝と人工芝の「ハイブリッド芝」を練習場の全ピッチで導入し、対策を講じていたことが明らかとなった。17日付けのイギリス紙『サン』が報じている。

 同紙によると、アーセナルはパリを拠点とするテクノロジー企業「ナチュラルグラス」が開発したエアーファイバー(AirFibr)という芝に貼り替えたという。AirFibrは、粒上の天然コーク、合成樹脂のマイクロファイバー、細かい粒子のけい砂をブレンドした特別な土をベースにして天然芝を育てたもので、耐久性に優れ、芝がぬかるむことがない。そしてコークが衝撃を吸収するため、ケガのリスクを20パーセントから40パーセント程度、軽減できるという。

 AirFibrは現在、レアル・マドリードの本拠地サンティアゴ・ベルナベウの他、ユーロ2016の開催地となったリヨン、トゥールーズ、サンテティエンヌ、ボルドーの各会場で導入されているが、アーセン・ヴェンゲル監督は2年前からGKの練習エリアでこのハイブリッド芝を採用。そして、今年になって58ヘクタール(東京ドーム約12個分)という広大な練習場の芝の全てをAirFibrに貼り替えることを決断したという。なおプレミアリーグでは、アーセナルの他にウェストハムがAirFibrを採用している。

 プレミアリーグの負傷情報をまとめたサイト『Premier Injuries』によれば、過去5シーズンにおける第7節終了時点での平均負傷選手数は、アーセナルが断トツでトップの14.2人。これは、リーグ最少を誇るサウサンプトン(6.6人)の2倍以上になる。また年間通しての負傷選手数でも、アーセナルは2014−15シーズンに過去5シーズンで最多の23人を記録している。

 ケガ人を減らすため、新たなチームスタッフを迎え入れるなど、あらゆる努力を重ねているヴェンゲル監督だが、ハイブリッド芝の導入で積年の悩みから解放されるだろうか。

(記事/Footmedia)

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