「日本車メーカー」を胸スポンサーに持つ海外クラブ、いくつ分かる?

「日本車メーカー」を胸スポンサーに持つ海外クラブ、いくつ分かる?

日本車メーカーが胸スポンサーについているクラブ [写真]=Getty Images

 日本が世界に誇る輸出品の一つが自動車だ。

 財務省が発表している「外国貿易概況」によれば、2015年における日本車の総輸出額は15兆8912億円(トラックやバスを含む)。日本車最大の魅力は高い品質性であり、東南アジアなどでは圧倒的なシェアを誇っている。

 そこで今回は、日本車メーカーを胸スポンサーに持つ海外サッカークラブを探してみた。

 例えばJリーグであれば、名古屋グランパスがトヨタ自動車、横浜F・マリノスが日産自動車など、主要株主が胸スポンサーを務めるケースはいくつかある。

 しかし、すでに世界的知名度を誇る日本車メーカーが海外クラブをスポンサードする例はなかなか珍しいのだ。今回は、そうしたレアなケースを見ていこう。

※対象のユニフォームは2016−17シーズンおよび2017シーズンのものとする。

■FCシンシナティ(トヨタ自動車)
所属リーグ:USL(アメリカ3部)

 世界的自動車メーカー「トヨタ自動車」を胸スポンサーに持つのが、アメリカ3部に在籍するFCシンシナティである。同チームは昨年からUSLに参入し、その初年度からトヨタ自動車とスポンサー契約を締結した。シンシナティにはトヨタ自動車の子会社である「トヨタ・モーター・エンジニアリング・アンド・マニュファクチャリング・ノース・アメリカ」の本社があり、3部リーグでありながらFCシンシナティの理念に共感したという。

■トリノ(スズキ)
所属リーグ:セリエA(イタリア1部)

 欧州1部リーグで日本車メーカーと胸スポンサー契約を結んでいるのがトリノだ。2013年から2015年にかけては右胸あたりにロゴが入れられていたが、2015年からは胸中央の最も目立つ位置に企業名が入った。15−16シーズンは、ヨーロッパで販売された新型SUV「VITARA(ビターラ)」の名も。トリノはイタリア第二の工業地域で、イタリアの自動車ブランド「FIAT」の本社があり、「FIAT」の“T”はトリノ(Torino)の頭文字。スズキは同社と共同開発しているという。

■MKドンズ(スズキ)
所属リーグ:フットボールリーグ1(イングランド3部)

 ミルトン・キーンズ・ドンズ、通称MKドンズは古豪であるウィンブルドンFCを前身とするチーム。若手の育成に定評があり、ブレンダン・ギャロウェイ(ウェスト・ブロムウィッチ)やデレ・アリ(トッテナム)ら次世代のイングランドを担う選手たちを輩出している。そんなMKドンズは14−15シーズンからスズキと胸スポンサー契約を締結。昨年2月に契約が更新となり、2019年まで延長に。チェアマンであるピート・ウィンケルマン氏によれば、クラブ記録となる契約金であったそう。

■ヤング・ボーイズ(本田技研工業)
所属リーグ:スイス・スーパーリーグ(スイス1部)

 今シーズンの途中まで久保裕也(現ヘント)が在籍したことで知られるヤング・ボーイズ。久保がチームに加入した直後の2013年11月、本田技研工業と胸スポンサー契約を結び、現在まで4シーズンにわたって継続している。今シーズンのユニフォームには、CMでもお馴染みとなっている同社のスローガン「The Power of Dreams」の文字も。なお、イスラエル1部のマッカビ・ハイファも本田技研工業を胸スポンサーに持つ。

■コロンバス・クルー(Acura by 本田技研工業)
所属リーグ:メジャーリーグサッカー(アメリカ1部)

 MLSが開幕した1996年から常に参加している“オリジナルメンバー”のコロンバス・クルー。オハイオ州には本田技研工業のアメリカ法人「ホンダ・オブ・アメリカ・マニュファクチャリング」の大規模な工場があり、コロンバス・クルーはアメリカで販売されている自動車ブランド「Acura(アキュラ)」の名を胸に入れている(契約期間は今年から3シーズン)。なお、創業者である本田宗一郎はアメリカ法人の拠点としてオハイオ州を選んだ理由について「神のお導きによるものです」と答えたという。

(記事提供:Qoly)

関連記事(外部サイト)