U20W杯開幕を待ちわびるFW岩崎悠人、闘莉王からの言葉を胸に世界へ挑む

U20W杯開幕を待ちわびるFW岩崎悠人、闘莉王からの言葉を胸に世界へ挑む

いい緊張感の中で行われた練習。岩崎はいつも以上に笑顔を見せていた [写真]=三浦彩乃

 同世代の選手とプレーできるワクワク感と、迫ってきた本大会への期待感。U−20日本代表の合宿初日、FW岩崎悠人(京都サンガF.C.)は楽しくて仕方がないとばかりに、笑顔でボールを蹴っていた。

 ハーフコートで行われたミニゲームで、岩崎はMF堂安律(ガンバ大阪)やFW久保建英(FC東京U−18)らと好連係を見せた。「いやあ、楽しかったですね。動いたところに(ボールが)出てくるんで、それがすごく楽しかったです。また刺激をもらいました」と言いながら、いつもの人懐っこい笑顔を浮かべる。

 そういう岩崎も自身の成長を実感している。AFC U−19選手権を制して、FIFA U−20ワールドカップ韓国2017への切符を手にした昨年は高校生だったストライカーが、今季からプロの舞台で戦っている。序盤こそ途中出場が多かったものの、J2第7節からは先発の座を勝ち取り、「チームでは2列目や中盤をやることが多いので、状況を見てプレーできるようになった。また、技術面でも変化があると思っている」と自信をのぞかせた。

 同じく京都に所属するDF田中マルクス闘莉王の存在も大きな刺激になっているようだ。闘莉王は直近5試合で6得点を記録。尊敬する大先輩の活躍ぶりに、「ストライカーではないのに、ストライカーの仕事をしているので、悔しい気持ちの方が大きい」と素直な心境を明かす。本職はDFでありながらFWとして起用され、ゴールを量産する36歳の姿は、岩崎の闘志に火をつけたことだろう。

 今回、そんな偉大な先輩から励ましの言葉があったという。

「『日本らしく全員攻撃、全員守備でやってこい』と言われました。(試合に)出ている11人だけではなくて、チーム全員で戦いたいと思います。僕は南アフリカ・ワールドカップで闘莉王さんが出ている試合を見て、夢を与えてもらった。そういう人から言葉をもらえて、また頑張ろうという気持ちになりましたし、素直にうれしいです」

 いよいよ始まる世界大会。「泥臭いプレーが特長」という岩崎は、「最後まで諦めないプレーや体を張るプレーを意識したい」と意気込む。「アジアでは、タイミングを外せばドリブルで抜けたシーンが何回かあった。それが世界ではどれくらいできるのか。そういうチャレンジをしていきたい」。アジア制覇に貢献した若武者が、世界大会に向けて「すごく楽しみです。本当に早く試合がしたい」と胸を高鳴らせた。

文=高尾太恵子

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