ACL決勝トーナメントで鹿島と対戦する広州恒大、中国主要メディアの論調は?

ACL決勝トーナメントで鹿島と対戦する広州恒大、中国主要メディアの論調は?

G組を2勝4分の2位で通過した広州恒大は、決勝トーナメント1回戦で鹿島アントラーズと対戦する

 ACL(AFCチャンピオンズリーグ)グループステージの日程を終え、中国の主要メディアは、グループステージを突破した中国スーパーリーグ勢の戦いぶりと、ノックアウトステージへの展望を一斉に報じている。

「人民体育」は、この大会に出場している広州恒大、上海上港、江蘇蘇寧のすべてがノックアウトステージに駒を進めたことを受け、この大会における中国勢の躍進を「歴史的な偉業」と賞賛している。

 かつて、この大会での中国勢はグループステージでの敗退を繰り返していたが、今やアジア有数の戦力を整え、多彩な攻撃で大会を席巻、日本勢や韓国勢とも互角以上に渡り合い、中国人民の心を鷲づかみすることに成功したとしている。

 H組1位の江蘇蘇寧とF組2位の上海上港は、ノックアウトステージで直接対決。いずれか一方が敗退を免れないことを遺憾としながらも、中国勢による「国内内戦」と銘打って、この大会での新たな歴史を刻むと論じている。

 G組を2勝4分の2位で通過した広州恒大は、E組1位の鹿島アントラーズと8強進出を懸けて戦う。日中両国の王者が早くも対戦するとあって、鹿島アントラーズに関する記事が増えている。

「新狼体育」の記者は、グループステージ最終節の総括記事の中で、この大会でゴールを量産する鈴木優磨を警戒すべきことを中心に、鹿島アントラーズのE組最終節ムアントン・ユナイテッド戦の戦評を述べている。

 また記者は、広州恒大のこの大会における日本勢との対戦(好成績)を振り返り、対日本勢のパイオニアとして、近年やや陰りが見えつつあるその称号を、自ら証明することができるか? と括っている。

「騰訊体育」と「捜狐体育」は、広州恒大と対戦する鹿島アントラーズの石井正忠監督と鈴木優磨の、ムアントン・ユナイテッド戦後の勝利インタビューの内容を紹介している。

 石井正忠監督のコメントとして、「16強に駒を進めたクラブはどこも強敵であり、我々は良い準備をする必要がある。今季の広州恒大は、依然として鋭い攻撃力を発揮している反面、守備に明らかな抜け穴を見出している。彼らの実力は相対的に下降傾向にあり、彼らを破る自信がある」としている。

 また、鈴木優磨は「過去2度に渡りこの大会を制している広州恒大を警戒している。しかし対戦相手がどこかは関係なく、目標は撃ち勝つこと。我々はこの大会を制して、アジア王者としてクラブワールドカップに出場する」としている。

 ノックアウトステージに臨む、広州恒大の日程は以下のとおり。

5月14日(日)長春亜泰(A)
5月19日(金)江蘇蘇寧(H)
5月23日(火)鹿島アントラーズ(H)
5月27日(土)重慶力帆(H)
5月30日(火)鹿島アントラーズ(A)

文・池田宣雄
協力=アジアサッカー研究所

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