初戦迫るU−20日本代表、岩崎悠人がFWとして取り戻してきた感覚とは

初戦迫るU−20日本代表、岩崎悠人がFWとして取り戻してきた感覚とは

韓国での初練習は軽めのメニューに。ピッチには笑顔を見せる岩崎(中央)の姿があった

「勝ちたいなって思います。絶対に」

 心から出た言葉であることが分かった。その瞬間、岩崎悠人(京都サンガF.C.)の語調が少し強まったからだ。

 U−20日本代表が17日、決戦の地・韓国に入った。U−20ワールドカップの初戦がいよいよ近づき、気持ちも徐々に高まってきた。日本は直前合宿で、ジュビロ磐田やU−20ホンジュラス代表と試合を実施。岩崎は「(本大会前)最後の試合を終えて、まだ修正すべき点がありました。明日からミーティングがあると思うので、そこで気づいたことも練習中にみんなで話し合ってやっていきたい」と冷静に話す。

 本番前に「1本決めておきたかった」という気持ちも強い。自身の結果に目を移せば、2試合で得点はゼロ。磐田戦では持ち前の快速を生かし、相手守備の背後を突く動きを繰り返し見せていたものの、ホンジュラス戦ではペナルティーエリア外でボールを受けることが目立ち、シュートを放つ場面も少なかった。

「京都では左サイドをずっとやっていて裏に抜けることがないので、戸惑いが少しありました」

 岩崎がプロに入った今季から意識して取り組んできたという「ギャップで受けて前を向く」プレーは徐々に定着し、足元で受ける動きも向上している。しかし、本来の持ち味であるスピードを生かした動きが消えてしまってはもったいない。本人も「そこの使い分けに迷いがある」と言うが、「磐田戦ではいい抜け出しが何度かできた。そこで少し感覚を取り戻せたところはあった」と手応えをつかみつつある。

 まずはグループステージを突破しないことには、頂点は見えてこない。もう1つの持ち味である粘り強いプレスや、ボールに食らいつく姿勢は必ずチームを助けるはずだ。何がなんでも勝つために――。快速ストライカーが泥臭くゴールを狙う。

取材・文=高尾太恵子

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