エースの仕事果たした小川、大会初ゴールは「バシッと決めたかった」

エースの仕事果たした小川、大会初ゴールは「バシッと決めたかった」

同点弾を決めた小川。「この勝利の価値は大きい」と語る [写真]=Getty Images

「フワフワした得点になっちゃいましたけど」

 そう笑いながらFW小川航基(ジュビロ磐田)は同点ゴールを振り返った。21日に行われたFIFA U−20ワールドカップ韓国2017 グループD第1節で、日本は南アフリカと対戦。2−1の逆転勝利を納めた。

 反撃の口火を切ったのは、やはりエースだった。48分、FW岩崎悠人(京都サンガF.C.)が舩木翔(セレッソ大阪)とのワンツーで左サイドを突破。最後は走り込んだ小川が左足で押し込んだ。相手GKがゴールラインでかき出したように見えたため、ビデオ・アシスタント・レフェリー(VAR)での判定を待つことになったが、無事に得点が認められた。

 世界大会での初ゴール。小川は「得点が取れたことは自分の中でも大きい」と胸をなで下ろしたが、本心はもう少し“かっこいい”シュートで決めたかったようだ。

「入ったか、入っていないか分からないような。僕のゴールか、そうでないのかも分からない感じだったので、なんかムズムズします。もっとバシッと決めたかったですけど、強豪とやる時や大事な試合でバシッと決められるようにしたい」

 それでも小川の表情には充実感が漂う。世界での戦いを心の底から楽しんでいるのだろう。前半は2度のチャンスを逃したが、「FWであれば外すこともあるし、決まる時は決まるもん。外した時にどういう気持ちでいるかがストライカーのメンタルとしてすごく大事」とすぐに気持ちを切り替えた。何度外してもへこたれない精神は、ストライカーにとって重要な要素の1つ。そんな泥臭い姿勢が、チームの勢いを後押ししたのは間違いない。

取材・文=高尾太恵子

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