バルサに挑んだ日本人選手たち…乾貴士の2ゴールに至るまでの歴史を振り返る

バルサに挑んだ日本人選手たち…乾貴士の2ゴールに至るまでの歴史を振り返る

いままでバルサ相手に得点した日本人はゼロだった [写真]=Getty Images

 21日に行われたリーガ・エスパニョーラ最終節バルセロナ戦で2ゴールの活躍を魅せた乾貴士は、バルセロナ相手に得点した初めての日本人選手となった。長らく日本人選手にとって”鬼門”とされてきたリーガ・エスパニョーラで最多出場記録、最多得点記録を塗り替えるなど確かな爪痕を残してきた乾。彼が成功に至るまでの間に日本人選手たちがバルセロナに挑戦した歴史を振り返ってみよう。

城 彰二

生年月日:1975年6月17日
所属クラブ:バリャドリード
バルセロナとの対戦:2000年2月20日 リーガ・エスパニョーラ第25節

 バルセロナと初めて対戦した日本人選手となったのは元日本代表FW城彰二。2000年冬にバリャドリードへ移籍するとすぐに定位置を掴む。直前のレアル・マドリード戦ではスタメン出場し途中交代。迎えたバルセロナでもスタメン出場し、この試合は交代することなく90分間プレーしたが、リヴァウドの2得点などもあり、0−4で敗れた。

西澤 明訓

生年月日:1976年6月18日
所属クラブ:エスパニョール
バルセロナとの対戦:2001年2月7日 国王杯準々決勝

 セレッソ大阪で活躍した西澤明訓のバルセロナ挑戦は国王杯準々決勝のセカンドレグだった。エスパニョールのレジェンド、元スペイン代表FWラウール・タムードと交代で79分に出場、結果は1−1の引き分けだった。なお、この試合には今シーズン限りでバルセロナを退団するルイス・エンリケ監督や現在マンチェスター・Cを率いるジョゼップ・グアルディオラ監督が出場していた。

大久保 嘉人

生年月日:1982年6月9日
所属クラブ:マジョルカ
バルセロナとの対戦:2005月2月19日 リーガ・エスパニョーラ第24節、2005年9月11日 リーガ・エスパニョーラ第2節、2006年1月29日 同第21節

 乾に抜かれるまでリーガ・エスパニョーラ最多得点者だった大久保はマジョルカ時代に3回バルセロナと戦った。初戦は70分からの出場で0−2の完封負け。2戦目ではスタメン出場し途中交代。3戦目ではフル出場。結果はそれぞれ0−2、0−3での敗戦だった。また当時のバルセロナはフランク・ライカールト監督が指揮し、バロンドールを受賞するなど全盛期にあったロナウジーニョらが在籍していた。

中村 俊輔

生年月日:1978年6月24日
所属クラブ:セルティック
バルセロナとの対戦:2008年2月20日、3月4日 チャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦

 日本が誇る天才レフティーはチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦で対戦。ファーストレグ、セカンドレグともにフル出場したが、当時20歳だったリオネル・メッシの2ゴールなどで、2戦合計2−4で準々決勝進出を逃した。なお、この年のバルセロナはCLベスト4で敗退。ライカールト監督が辞任し、その後のグアルディオラ監督就任とともに黄金時代に突入した。

家長 昭博

生年月日:1986年6月13日
所属クラブ:マジョルカ
バルセロナとの対戦:2011月2月26日 リーガ・エスパニョーラ第25節

 この年、リーグとCLの2冠を達成することになるバルセロナとの一戦に、家長は70分から出場した。試合はグアルディオラ監督が採用する3トップ、メッシ、ダビド・ビジャ、ペドロの“MVPトリオ”に一点ずつゴールを許し、0−3での敗戦だった。また、家長は試合後、ジェラール・ピケとユニフォームを交換した。

清武 弘嗣

生年月日:1989年11月12日
所属クラブ:セビージャ
バルセロナとの対戦:2016年8月14日 スペインスーパーカップ

 2016年夏にセビージャへ移籍し、早速タイトルがかかったバルセロナ戦にフル出場してみせた清武。ウルグアイ代表FWルイス・スアレスのゴールなどで試合には敗れたものの、リーグ開幕戦にもスタメン出場し、1得点を記録するなど順風満帆な船出に見えた。しかし、クラブが移籍期間最終日にMFサミル・ナスリを獲得すると一転して状況が悪化。ケガでチーム内序列を下げてしまうなどもあり、日本が誇るテクニシャンのスペイン挑戦は半年足らずで終わってしまった。

乾 貴士

生年月日:1988年6月2日
所属クラブ:エイバル
バルセロナとの対戦:2015年10月25日 リーガ・エスパニョーラ第9節、2016年3月6日 同28節、2017年1月22日 リーガ・エスパニョーラ第19節、5月21日 同38節

 2015年の加入以来コンスタントに出場機会を得てきた乾。これまで4度の対戦があるがいずれも勝てていない。今節では乾の2ゴールで一時は勝利に近づいたが、後半に逆転を許してしまい初勝利はお預けとなってしまった。来シーズンの更なる活躍と日本人初のバルセロナ戦勝利を期待しよう。

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