スタンドから見守った小川航基、仲間のプレーに「リハビリを頑張ろうと思えた」

スタンドから見守った小川航基、仲間のプレーに「リハビリを頑張ろうと思えた」

スタンドから試合を見守った小川航基 [写真]=佐藤博之

 U−20日本代表は27日、FIFA U−20ワールドカップ韓国2017 グループD第3節でU−20イタリア代表と対戦し、2−2のドローに持ち込んだことで決勝トーナメント進出を決めた。エースとして大会に臨んだものの負傷離脱を強いられることとなったFW小川航基(ジュビロ磐田)はこの試合をスタンドから観戦し、「リハビリを頑張ろうと思える試合だった」と話した。

 小川は24日に行われたグループD第2節のウルグアイ戦に先発出場したが、前半16分に左ひざを負傷。検査を受けた結果、左ひざの前十字じん帯断裂および半月板損傷と診断され、チームからの離脱を余儀なくされてしまった。

 イタリア戦をスタンドから見守った小川は、「起きてしまったことはしょうがないので、何とか早めに切り替えて、やっていかないといけないなと思います」と、まずは自身のケガについて言及。「一流の選手というのは、ケガなく、順風満帆にやってきたわけではないし、たいていの人は前十字や半月板とかを皆やっている(ケガしている)と思うので、今このタイミングで良かったと思って、前向きにやれればいいかなと思います」と前を向き、3年後に控える東京オリンピックでの「爆発」を誓った。

「この大会も本当に大事な、自分も人生懸けていたくらい気持ちを入れてやっていましたが、東京五輪というもっと大きな大会があって、(大ケガをしたのが)そこでなくて良かったとポジティブに考えて、東京五輪で爆発できるように、この期間を無駄にしたらいけないと思います」

 また、同代表を率いる内山篤監督も「やっぱり気に懸けてくれていた」ようで、「今までずっと使い続けてくれて、2人で話しましたけど、本当に深いことを話してもらって、自分も前向きになれたなと思いますね」と、恩師の言葉にも背中を押してもらったという。

 そしてチームメイトも、この試合を小川とともに戦っていた。2点ビハインドの状況で反撃のゴールを挙げたMF堂安律(ガンバ大阪)は得点後にスタンドの小川を指差すと、後半立ち上がりにこの日2点目を決めた際には、小川が着けていた背番号「9」のユニフォームを掲げた。

「本当に心の底から応援していましたし、何とか勝ち上がって決勝トーナメントに行ってほしいと思っていたので、ああやって自分のユニフォームを掲げてくれて、すごく嬉しかったですし、それも律が決めたってことで、それもまたうれしいです。やってくれるんじゃないかなと思っていたので」

「一緒に何か戦っているじゃないですけど、気にしてくれているんだなというのを感じましたし、またリハビリを頑張ろうというふうに思える試合だったかなと思います」

 ともに戦い、仲間のプレーや気遣いに励まされた小川は、チームよりも一足早く、28日に帰国する予定となっている。

関連記事(外部サイト)