【G大阪vs川崎プレビュー】G大阪は新たに見いだした3ボランチが濃厚…川崎の注目選手は古巣との対決となる阿部浩之

【G大阪vs川崎プレビュー】G大阪は新たに見いだした3ボランチが濃厚…川崎の注目選手は古巣との対決となる阿部浩之

写真;川崎のMF阿部浩之は直近のリーグ5試合のうち4試合で得点と好調。古巣との対戦で注目を集める [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

■ガンバ大阪 脳震盪で前節を欠場した井手口陽介が復帰

【プラス材料】
 日本代表戦で後頭部を打撲し、脳震盪を負っていたMF井手口陽介が21日の天皇杯、ヴェルスパ大分戦で戦列に復帰。今季、新たに見いだした3ボランチを形成する上ではベストな布陣が揃った。中盤はダイヤモンド型に近い構成が予想される。当然、ボックスにも対応できる顔ぶれが揃うため、1−0で勝利を収めたリーグ前節の神戸戦同様、状況に応じて形を変えることもあるはずだ。

 2トップはFW長沢駿とFW堂安律が濃厚だ。ただ、「アデミウソンも非常に状態が上がってきたし、赤崎秀平や呉屋大翔らを含め普段の練習から切磋琢磨できている」と長谷川監督。そういった競争力がチーム力の底上げにつながっている。

 また、今節の川崎戦はベンチスタートとなりそうだが、V大分を3−0で下した天皇杯の戦いを見る限りMF藤本淳吾やDF初瀬亮らも調子を上げている。控えメンバーをいかに効果的にピッチに送り込むかという部分では長谷川監督の手腕に注目が集まる。

【マイナス材料】
 リーグ前節の神戸戦は勝利したものの、前半は特に全体的に後ろに重くなり、相手にペースを握られた。

 結果的に相手の精度の悪さにも助けられ、かつ後半はペースを取り戻したことで無失点で凌いだが、今節対戦する川崎フロンターレの攻撃力を思えば、後ろに重くなりすぎる展開はできるだけ避けたい。仮にラインを下げざるを得なくなれば、元G大阪のMF阿部浩之をはじめとする攻撃陣に守備網を揺さぶられ、ゴールに近づかれる可能性が高まる。

 川崎との通算対戦成績では16勝5分11敗と勝ち越しているものの、ここ2年、ホーム戦では勝ち切れていない流れもある。リーグにおけるホーム戦を振り返ると、15年は1−1のドロー、16年は0−1の敗戦に終わっている。

文:totoONE編集部

■川崎フロンターレ 天皇杯2回戦では主力メンバーを温存

【プラス材料】
 21日に行われた天皇杯2回戦の栃木ウーヴァFC戦は2−0で勝利。ターンオーバーで臨んだため、主力の疲労は少ない。けが人も少なく、1−0で勝利したリーグ前節の広島戦を考えれば、スタメンは大きく変わらないと考えられる。現状のベストメンバーに近い顔ぶれで挑めるはずだ。

 注目は何と言っても、阿部浩之だろう。今季リーグの5得点はチーム最多であり、自身にとって古巣となるG大阪との一戦に臨む。直近のリーグ5試合のうち4試合で得点と好調を維持しており、リーグ前節の広島戦では得意のミドルシュートを決め、勝利に貢献した。消化試合が1試合少ないとはいえ、上位戦線に生き残るためにも負けられない一戦で“古巣への恩返し弾”となるか、注目が集まる。

【マイナス材料】
 前節の広島戦では、勝利したとはいえ、追加点を取れなかったことはチームの課題として残った。「勝ちはしたが、もっと攻めたい。後半、自分たちの時間帯をもっと長くしたいですね」と鬼木達監督は振り返る。競った試合を1点差でものにできているとはいえ、やはり2点目を取る試合運びを身につける必要があるということだ。

 選手個人に目を向けると、リーグ復帰2試合目となるエウシーニョの復調も待たれるところ。前節では本調子とは言えない出来だった。

 なお、G大阪には昨季のセカンドステージ最終節で2−0から3点を奪われ、逆転負けを喫したという苦い思い出がある。

文:いしかわごう

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