【磐田vsFC東京プレビュー】ACL組のG大阪と浦和を連破した磐田…FC東京はカウンター攻撃のスピードや連動性が向上

【磐田vsFC東京プレビュー】ACL組のG大阪と浦和を連破した磐田…FC東京はカウンター攻撃のスピードや連動性が向上

FC東京のMF中島翔哉はアグレッシブにゴールに向かう。速攻の起点になる場面も多い [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

■ジュビロ磐田 浦和戦は中村俊輔を欠きながら4−2で逆転勝利

【プラス材料】
 リーグ戦は第14節のG大阪に続き、前節も浦和を破って、ACL組を連破した。浦和戦は大黒柱の中村俊輔を欠きながら4−2で逆転勝利を飾った。敵地での劇的な白星でチームは上り調子で、名波浩監督が試合後、前半戦の折り返しとなる新潟戦まで「4連勝するぞ」と選手に伝えたほどだ。

 5月のリーグ戦4試合で無得点だった攻撃陣が目覚めた。リーグ戦は最近2試合で7得点。浦和戦は今季最多4得点を記録した。特に川又堅碁とアダイウトンの2トップが絶好調。全得点に絡む活躍で攻撃陣を牽引している。

 浦和戦で勝ち越し点を含む2得点を挙げた松浦拓弥も切り札としての存在感を発揮し、選手層の厚みは増した。左太もも裏を痛めていた中村俊の復帰は朗報で、満を持してFC東京をホームに迎え撃つ。

【マイナス材料】
 浦和戦はリーグ戦で3試合ぶりに失点。序盤は連動した守りができていたが、相手の圧力に屈し2失点した。特に前半終了間際に同点とされたCKの場面はあっさりと失点し、改善が必要だ。

 FC東京はキッカーに精度の高い左足を持つ太田宏介が存在。歴代得点王の大久保嘉人、ピーター・ウタカだけでなく、空中戦に強い森重真人がいてセットプレーには要注意だ。

 21日の天皇杯Honda FC戦は延長でも決着がつかず、PK戦を制し3回戦に駒を進めた。控え中心で臨んだが、けが人が多発するなか、主力の櫻内渚が延長120分間を戦い切った。リーグ戦では経験しない時間をプレーし、疲労の蓄積は確実。中3日で迎えるFC東京戦への影響が心配される。

 中村俊の状態も気がかりだ。浦和戦を見送り、今節の出場に支障はないが、再発のリスクも抱え、万全とは言えない。

文:totoONE編集部

■FC東京 「落ち着いて戦えるようになったことは収穫」

【プラス材料】
 リーグ前節の横浜FM戦は0−1で敗戦。大久保嘉人が自ら「敗戦は自分のせい」と認めたように、いくつもの決定機を逸する形で敗れた。

 だが、ボールを奪いにいくべき場面と、引いて守る局面を使い分け、カウンター攻撃のスピードや連動性が高まっていることは、大きなプラスだと言えるだろう。萩洋次郎も「チームとして慌てずに、落ち着いて戦えるようになったことは収穫。このような戦い方を続けられれば、チャンスの数はもっと増えていくはず」と手ごたえを話す。

 中島翔哉、ピーター・ウタカが、共にアグレッシブにゴールに向かう姿勢に加え、球離れ良く、カウンターの起点となっていることも、明るい材料だ。流れの中では失点を喫していない。「良い守備から良い攻撃へ」という狙いを継続すれば、結果はおのずとついてくる。

【マイナス材料】
 21日に行われた天皇杯2回戦も、J3長野を相手に1ゴールを挙げるにとどまり、PK戦で敗退。中断期間以降、公式戦2連敗を喫し、チームの雰囲気もどこか重苦しい。

 誰が出場してもそれぞれの良さを生かし、チャンスを作りながらも、決定力不足を露呈。チームとしての戦い方、内容の向上を結果に結びつけられず、今節戦う磐田とは対照的な状況でもある。

 GKの林彰洋は「もし得点が取れないのであれば、絶対に失点を防がなければいけない」と話すが、チームとしての狙いや試合運びが徹底できず、集中力が欠けるのも気掛かりだ。

文:totoONE編集部

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