【鳥栖vs浦和プレビュー】豊田陽平が約2カ月ぶりにゴールを決めた鳥栖…梅崎司が長期離脱から戻ってきた浦和

【鳥栖vs浦和プレビュー】豊田陽平が約2カ月ぶりにゴールを決めた鳥栖…梅崎司が長期離脱から戻ってきた浦和

浦和戦を前に、鳥栖のMF高橋義希はセカンドボールを拾った後のプレーの重要性を話している [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

■サガン鳥栖 天皇杯では田川亨介がPK獲得と2得点の活躍

【プラス材料】
 リーグ前節の仙台戦は苦しみながらも原川力のゴールで先制した。その後、押し込まれる時間帯もあり、追いつかれ1−1に終わったが、チームとして攻撃の姿勢は示していた。試合後、FW豊田陽平は「決定機をしっかり決め切れなかった」と悔やんだものの、これまでより良い形でボールが彼に渡ったことはプラス材料だ。

 21日に行われた天皇杯2回戦、松江シティFC戦では序盤からチャンスを作り実力差を示して、PKとはいえ豊田が約2カ月ぶりにゴールを決めた。この試合では田川亨介がPK獲得と2得点の活躍。相手の背後を突いていき、チームに推進力を与えた。リーグ戦で2点目の取れない状況に陥っているが、若い田川の活躍は他の攻撃陣にとって大きな刺激となったはず。

【マイナス材料】
 ホーム5連勝で臨んだ前節の仙台戦だったが、引き分けに持ち込まれてホームでの連勝がストップした。

 浦和とのホーム通算対戦成績は4勝3分2敗と勝ち越しているものの、リーグ戦の直近3試合は2分1敗と勝利がない。圧倒的な攻撃力を誇る浦和が相手だけに、守備を重視しながら試合を進めることになるが、MF高橋義希は「セカンドボールを拾う回数が多いポジションなので、そこで奪った後のボールは大事にしたいし、そこでの判断がポイントになると思う」と話した。

 リーグ戦9試合連続複数得点なしと多くの得点が望めない状況に加え、今季のリーグ戦5勝はすべて無失点ということを考慮すると、鳥栖が勝利するためにはしっかりとした守備が絶対条件になる。

文:荒木英喜

■浦和レッズ 宇賀神友弥はひざの具合が悪く出場は微妙

【プラス材料】
 浦和はACLの関係で消化試合が一つ少ない。首位の柏とは勝ち点8差と開いているものの、ミハイロ・ペトロヴィッチ監督が「まだ試合はありますし、十分に追いつき、追い越せる」と話すように、挽回できる時間は残されている。焦って傷を広げないことが重要だ。

 21日に臨んだ天皇杯2回戦のグルージャ盛岡戦ではメンバーを総入れ替えし、主力組は鳥栖戦に向けて体力を温存。チームの調子は下降線をたどっているが、盛岡戦に出た控え組の中で、とりわけ長澤和輝がボランチとして好プレーを見せたのは良い刺激となったはず。

 そして、長期離脱から戻ってきた梅崎司がフル出場したのが何よりの好材料だ。もともと梅崎は主力組であり、彼の復活は選手層の厚みにつながる。

【マイナス材料】
 リーグ戦はここ5試合で1勝1分け3敗と、明らかに調子を落としている。昨季の好成績にもつながった守備の安定感が今シーズンは見られず、軽率なプレーで失点を重ねるケースが目立つのが気がかりだ。

 14試合で総失点20というのは優勝を狙うチームとしては多すぎる。リーグ前節の磐田戦でもGK西川周作が致命的なミスを2度も犯し、2−4で敗れている。特徴だった球際の強さも感じられず、淡白なプレーが散見されるのは気になるところだ。

 また、懸念材料として挙げられるのが宇賀神友弥の状態だ。先月24日のACL済州ユナイテッド戦で痛めたというひざの具合が磐田戦で悪化し、自ら途中交代を申し出ていた。宇賀神はチームのバランスを取る重要な戦力であり、鳥栖戦で不在となると攻守において様々な影響が出るかもしれない。

文:totoONE編集部

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