【FC東京vs新潟プレビュー】FC東京は3−1−4−2のシステムにトライ…新潟は連日2部練習でチームを鍛えた

【FC東京vs新潟プレビュー】FC東京は3−1−4−2のシステムにトライ…新潟は連日2部練習でチームを鍛えた

FC東京は3−1−4−2を採用する見込み。アンカーの位置には萩洋次郎が起用されそうだ [写真]=J.LEAGUE PHOTOS

■FC東京 ドイツ遠征では、ユ・インスら、若手選手が台頭

【プラス材料】
 篠田善之監督いわく「前線からのプレスをもう一度機能させ、ビルドアップ時の停滞感を解消すること」を狙い、新たに3−1−4−2のシステムにトライしている。

 リーグ中断期間に実施されたドイツ遠征では、ユ・インス、山田将之ら、若手選手が台頭。彼らは、26日に行われたルヴァンカップのプレーオフ第2戦で先発のチャンスをつかみ、小川諒也、室屋成らと共にアグレッシブな姿勢を発揮し、広島に1−0で競り勝った。この結果は彼ら自身にも、チームにとっても大きな自信となっている。

 今節の新潟戦は、ルヴァンカップから中3日での連戦となる。そのため、メンバーは流動的だが、中断期間以前に見失っていた「攻守に積極的なスタイル」と勢いを取り戻している。
 
【マイナス材料】
 森重真人に続き、田邉草民も負傷。新加入のチャン・ヒョンスもももに痛みを抱え、チームコンディションは万全ではない。

 そのなかでのシステム変更は、いわば「苦肉の策」だ。ルヴァンはいプレーオフでは、運動量の落ちた終盤に、広島に攻め込まれた。90分間走り切ることを目指しているものの、米本拓司によれば「誰か一人がさぼれば崩れるシステム」でもあり、3−1−4−2を機能させるためにはまだ課題は多い。特に攻め込まれた時に、ワンボランチの萩洋次郎がディフェンスラインに吸収され、全体がずるずると下がってしまうことは気掛かりだ。全体を押し上げていくための対策が急務と言えるだろう。

 大久保嘉人が復帰し、練習に合流しつつあるが、新たなチャレンジのなかに組み入れていくためには、まだ時間不足だ。

文:totoONE編集部

■アルビレックス新潟 新加入のFWドウグラス・タンキは要所での起用か

【プラス材料】
 クラブワーストの6連敗で中断期間を迎えると、呂比須ワグナー監督は連日2部練習でチームを鍛えた。夏の戦いに向けたフィジカル強化、今季の弱点であるセットプレーの改善、さらに紅白戦で連係の向上が図られた。

 新加入のFWドウグラス・タンキ、MF磯村亮太、DF大武峻にとっては、チームにフィットする重要な時間になったはずだ。このうち、新潟でのデビューに最も近いのが大武。的確な声で守備を統率し、高さ、シュートブロックと体を張った守備でアピールしている。

 5月に右ひざを負傷した磯村と、メキシコリーグが終わってオフ中にチームに合流したタンキの状態は悪くない。特に188センチの巨漢タンキは、来日時より体重を10キロ近く絞り、キレのある動きを見せる。要所での起用は十分にあり得る。

【マイナス材料】
 リーグ中断期間中、けがなどで別メニューの選手が増えている。中断前の天皇杯3回戦、C大阪戦のアップ中に山崎亮平、試合中に加藤大が負傷。加藤はトレーニングに部分合流したが、山崎はコンディションが上がり切っておらず、出場できるかは不透明だ。

 攻守に労を惜しまず体を張ってきた1トップが不在となれば、チームにとって大きな痛手となる。チームはいっそう結束して、連敗脱出に向けてプラス・アルファのエネルギーを振り絞らなければならない。

 新たに選手が加わり、メンバーの大幅な変更も予想される今節。中断中に組まれたトレーニングゲームは地元大学チームとの1試合のみで、ぶっつけ本番に近い面もある。ただ、残留に向けて待ったなしの状況だけに、選手一人ひとりの発奮は不可欠だ。

文:totoONE編集部

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