天野純、日産でのリーグ戦初得点に万感の思い「感謝を込めてエンブレムを叩いた」

天野純、日産でのリーグ戦初得点に万感の思い「感謝を込めてエンブレムを叩いた」

日産スタジアムで初得点を決めた天野純 [写真]=Getty Images for DAZN

「F・マリノスは僕をずっと育ててくれたチームなので、この日産スタジアムでゴールを決めることが、僕の夢だった。それが今日初めてできたので、感謝を込めてエンブレムを叩いた」

 1−1で迎えた42分だった。扇原貴宏から出たボールを齋藤学が左へハタく。左サイドを駆け上がってきた山中亮輔が速いクロスを入れると、「体が勝手に動いた」という天野純が、ちょっと後ろ気味のボールをダイレクトで振り抜いた。

「(富樫)敬真が前で相手を引き付けてくれたので、僕のところが空くなとは思っていた。でも、まさかあんなに速いボールが来るとは思わなかったので、ちょっと後ろ気味だったし、とりあえず枠に入れようかなと思った」

 自分の体よりも少し後ろにある、しかも少し高めのボール。日産スタジアムでゴールを決めたいという強い思いが、天野をゴールへと駆り立てた。「何も考えていなかった」と語った天野は左足を強引に振り抜くと、そのまま走り出す。弧を描くようにホーム側のゴール裏に体が抜き直ると、何度も何度も左胸のエンブレムを叩いた。

 この日も、天野はトップ下でスタート。いつものように左側でプレーする機会が多かった。13分に富樫とのワンツーからシュートを放つと、86分にも齋藤の折り返しからゴールを狙った。放ったシュート数(5本)はチーム最多。「トップ下は点を取れないと評価されない。今の僕の課題は個人で試合を決められる選手になること。そのためにはゴール前に入っていく回数を増やして、得点のチャンスに絡みたい」と語気を強めた。

 1日でも早く、憧れのあの人に追い付くために……。「間でクサビを受けてシュートまで持っていく機会がなかったので、そこをもっと貪欲にやっていきたい。前を向いて違いを出せないと、トッププレーヤーには近付けない。だから違いを見せたい」

 6月18日のFC東京戦で、リーグ戦初ゴールを決めてから4試合目。F・マリノス愛を貫く天野が、日産スタジアムでのゴールという一つの夢を実現させた。

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